QFF、シンガポールでの国際サミットに挑戦
茨城県水戸市に本社を置く株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF)が、農林水産省の出展支援プログラムに採択され、2026年10月27日から29日にシンガポールで開催される「ASIA-PACIFIC AGRI-FOOD INNOVATION SUMMIT」に出展することが決まりました。QFFは、環境に配慮した農業技術の開発を行う量子バイオテクノロジー企業であり、特に中性子線を利用した「中性子線スピーディ育種®技術」において注目されています。この技術は、遺伝子操作を行うことなく、新しい品種の開発を加速することが可能であり、農業の持続可能性を高める期待が寄せられています。
「ASIA-PACIFIC AGRI-FOOD INNOVATION SUMMIT」とは
この国際サミットは、シンガポール食品庁と政府系投資会社Temasekの協力により、アジア太平洋地域の農業及び食品産業の革新を目的とした重要なイベントです。約800名のシニアリーダーや投資家、企業が参加し、地域が直面する食料安全保障や気候変動問題について議論します。QFFの出展を通じて、他の企業や研究機関とのネットワーキングや協業の機会が得られる見通しです。
中性子線スピーディ育種の可能性
QFFの「中性子線スピーディ育種®」は、従来の育種手法と比較して、短期間で新品種の開発を実現します。例えば、植物の場合、伝統的な技術では3〜5年かかるところを、最短で1年で新系統を創り出しています。この技術は、品種改良において気候変動や食料生産に対する対応力を強化するための重要な要素となります。
QFFがこの技術を使用することで、耐久性や生産性の高い農作物を育成し、持続可能な農業実現に寄与したいと考えています。今回のサミットでは、海外のスタートアップとの共同研究や商業プロジェクトを進めるための良い機会として位置づけています。
出展支援プログラムの概要
出展支援プログラムは、国内のフードテックスタートアップを対象に、出展機会を提供し、海外市場での事業戦略をブラッシュアップする支援が行われます。具体的には、マーケット調査や現地企業とのマッチングのほか、ピッチイベントも実施されます。このプログラムにより、QFFはアジア太平洋市場での展開を加速し、地域のニーズに応える製品開発を行います。
未来への展望
QFFはこの機会を通じて、アジア太平洋地域における農作物及び微生物の品種改良を促進し、持続可能な食品生産に貢献したいと考えています。シンガポールでの出展が成功することで、東南アジアだけでなく、さらなるグローバルな展開も視野に入れています。今回の採択を機に、企業間の協力を深め、クォンタムフラワーズ&フーズとしての存在感をさらに高めていくことを目指しています。
代表取締役のコメント
QFFの代表取締役CEO 菊池伯夫は、「今回の出展支援プログラムへの参加は大変光栄です。気候変動や食料供給問題に取り組む中で、私たちの技術を役立てることで地域社会に貢献したいと考えています」と述べています。今後もQFFは、多様なパートナーと共に、革新的な育種技術の普及と実用化に努めていきます。