アルティウスリンクが進化するデジタル領域
アルティウスリンク株式会社が、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)による「DX認定制度」において、正式にDX認定事業者として選定されたことが発表されました。この認定を受けた背景には、企業のデジタル化を推進する多様な取り組みがあり、その詳細について深掘りしていきましょう。
DX認定制度とは
「DX認定制度」は、経営ビジョンを策定し、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を実行する準備ができている企業を国が認証する制度です。アルティウスリンクは、2023年にKDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズの経営統合により誕生し、デジタルBPOサービスを強化してきました。
認定取得の評価ポイント
この度の認定では、以下のポイントが高く評価されました。
1.
経営ビジョンの明確化
アルティウスリンクは「デジタルBPOで高みを目指し、信頼のパートナーへ」というビジョンを掲げています。このビジョンに基づき、業界特化のサービスを導入し、既存事業の強化や提案力の向上に取り組んでいます。
2.
DX戦略の実行
DX戦略は、サービスDX、オペレーションDX、コーポレートDXの三つの軸で推進されています。
-
サービスDXでは、「Altius ONE」というブランドを通じて、顧客接点から得たデータを活用し、パーソナライズされた体験の創出に努めています。
-
オペレーションDXでは、通話ログなどのデータを分析し、オペレーションの最適化と品質改善を図ります。
-
コーポレートDXとしては、社内データを統合・可視化し、迅速な意思決定をサポートする仕組みを整備しています。
3.
人財育成への取り組み
アルティウスリンクはDX人財を「基礎人財」「活用人財」「推進人財」に分類し、計画的に育成しています。eラーニングや教育プログラムを通じて、必要なスキルを身につけさせ、企業全体のデジタル知識を向上させることを目指しています。
4.
成果指標の設定
DXソリューションの導入率をKPIとして設定し、継続的な成長を追求しています。
5.
情報発信の重要性
代表者によるトップメッセージを通じて、DX戦略や企業としての取り組みを発信し、広く社会に周知させています。これにより、企業価値の向上を図る姿勢が明確に示されています。
これからの展望
アルティウスリンクは、今後もデジタル技術の積極的な活用を通じて、社会課題の解決に向けた取り組みを続け、持続可能な成長を目指します。業界最大級の拠点数と多様な人材に支えられた同社のBPO事業は、真の課題解決を提供し、顧客に対してより良いコミュニケーション体験をデザインする役割を果たしています。
企業情報
アルティウスリンクはKDDIおよび三井物産の共同出資会社で、コンタクトセンターやバックオフィスを含む多岐にわたるBPOを展開しています。高付加価値なサービスと最先端のデジタル技術を融合させ、新しい時代のカスタマーエクスペリエンス(CX)を構築することに注力しています。
【所在地】
東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー
【設立】
1996年5月、アルティウスリンクが誕生したのは2023年9月1日
【代表者】
代表取締役社長:若槻 肇
【資本金】
1億円
【企業URL】
アルティウスリンク
今後の更なる展開に期待が寄せられます。