環境に優しい新造LPG運搬船『ENERGIA GRANDEUR』が竣工
株式会社商船三井のグループ会社、MOL ENERGIA PTE. LTD.が新たに建造したLPG燃料運搬船『ENERGIA GRANDEUR』が、2026年1月29日に韓国Mokpo港沖で完成しました。この船は、TotalEnergiesの子会社、CSSA Chartering and Shipping Services SA社との間で締結された定期用船契約に従事する予定です。
環境に優しい設計
商船三井では、環境負荷の少ないクリーンな代替燃料を用いる「BLUE」シリーズの船隊を強化しています。この『ENERGIA GRANDEUR』は、海を象徴するコーポレートカラーの「BLUE」と環境への取り組みを示す「ターコイズ」を組み合わせた新たなデザインを採用。企業理念である『青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます』を視覚的に表現しています。
漁出効率と環境への配慮
本船は、LPGと重油の二元燃料船として設計されており、LPGを利用することで二酸化炭素を約20%、硫黄酸化物や微小粒子物質を約90%削減可能です。また、本船はLPGだけでなく、次世代のクリーンエネルギーとして注目の高まるアンモニアも運ぶことができます。アンモニアは燃焼時にCO2を排出しないため、将来的にさらに大きな需要が見込まれています。
加えて、軸発電機(Shaft Generator)を搭載し、運航効率を向上させており、KI出力される温室効果ガスの排出量を更に減少させる仕様が整っています。ファイナンス面では、環境ビジョンに沿ったトランジション・リンク・ローンを活用し、持続可能な開発に向けた取り組みを行っています。
今後の展望
これまで商船三井とTotalEnergiesは、舶用油の取引やLNG船の長期用船契約など、多岐にわたる良好な関係を築いてきました。今般の新造船契約を通じて、両社はより一層のパートナーシップを強化することが期待されています。
商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」を掲げ、環境戦略を重要な柱としています。また、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指して、全社一丸となって供給の低炭素化に取り組みます。
本船の基本情報
- - 全長: 230m
- - 全幅: 32.25m
- - 貨物タンク容量: 88,000㎥
- - 竣工予定: 2026年
- - 建造造船所: 現代三湖重工業株式会社
このように、商船三井の新造LPG運搬船『ENERGIA GRANDEUR』は、環境に優しい輸送方法を実現し、私たちの持続可能な未来に向けた重要な一歩となるでしょう。