バンカーズとHelicapの共同ファンド設立
東京都中央区に拠点を置く株式会社バンカーズと、シンガポールに本社を持つHelicap Pte. Ltd.が共同でジョイントベンチャー型ファンドを設立することに基本合意しました。これにより、日本の投資家に対し、急成長を遂げる東南アジアのプライベートクレジット市場へのアプローチが可能になります。両社の専門性を結集した本ファンドは、地域経済の発展と金融包摂を目指します。
東南アジアと日本を繋ぐ投資の架け橋
このジョイントベンチャー型ファンドは、東南アジアの資金需要と日本の個人投資家の資産形成ニーズを結びつけるものであり、具体的には日本の投資家が透明性と信頼性の高いスキームを通じて、実績のあるプロフェッショナル向けの海外ファンドにアクセスする機会を提供します。
資金調達のハードルを下げる
東南アジアでは、多くの中小企業や個人事業主が資金調達のハードルに直面しています。本ファンドは、彼らに貸付を行うことで地域経済の発展に寄与し、金融サービスへのアクセスを拡大します。
Helicap社の実績
Helicap社は2018年に設立されたフィンテック企業で、世界の投資家と東南アジアのプライベートクレジット市場をつなぐ役割を担っています。同社はこれまでに1,500万米ドル以上の資本を調達し、約5億米ドルの資金を貸付運用しています。特に、債務不履行ゼロという実績が評価され、多くの有力な機関投資家からの戦略的出資を受けています。
バンカーズ・クラウドクレジット・ファンディングとは
バンカーズ・クラウドクレジット・ファンディングは、バンカーズグループの中核会社であり、貸付型クラウドファンディングプラットフォームの運営を担当しています。借手企業の審査や投資家への情報開示を重視し、様々な海外ファンドを組成してきました。
専門家の知見で支える
このファンドには、ニッポン・ウエルス・マネジメント合同会社の共同創業者である矢上孝之氏がアドバイザーとして参加します。彼の豊富な知識と経験が、ファンド運用体制の策定に大きな役割を果たすでしょう。
結論
バンカーズとHelicapの提携は、日本の投資家が新たな市場にアクセスできる画期的な試みです。両社の協力によって、地域経済の発展や金融包摂が一層進むことが期待されます。今後の進展に注目が集まります。