グロービスがオマーンで特別セミナーを開催
株式会社グロービスは、このたびオマーン国マスカットにて特別プレジデントセミナーを開催しました。このセミナーは、同国の主要パートナーとの連携を深める目的で実施され、代表の堀義人が現地を訪れました。このイベントには約200名が参加し、堀が初めての出席となったオマーン国王立経営アカデミーの国際諮問委員会においても、リーダー育成に向けた協力に関する議論が行われました。
国際諮問委員会への初参加
堀は、オマーン国王立経営アカデミー(RAM)の国際諮問委員として活動を開始しました。この会合では、オマーンにおけるリーダーシップとマネジメント教育の発展について討議され、具体的な協力の機会が示されました。
今回の訪問は、2024年から始まるRAMとグロービスの連携を基盤としたもので、グロービスが設立したEMEA地域(ヨーロッパ・中東・アフリカ)のハブ、GLOBIS Europe BVが中心となって進められました。2024年6月には東京のオマーン大使館での調印式を予定していることで、両者の協力関係はさらに強化される見込みです。特に注目すべきは、次世代リーダー育成プログラム「フューチャー・リーダーズ・プログラム」において、RAMから50名の参加者が異文化交流とリーダーシップ開発に取り組んだことです。これは「グローバルリーダー」育成を実現するための重要なステップです。
リーダー向け昼食会の開催
また、オマーンでのセミナーの一環として、現地のリーダーを対象にした昼食会も開かれました。参加者には政財界や外交分野のキーパーソンが訪れ、日本とオマーンのさらなる協力の可能性について活発に意見を交換しました。昼食会の後には、マンダリンオリエンタル マスカットでプレジデントセミナーが開催され、未来のビジネス教育をテーマに議論が進められました。セミナーはGLOBIS EuropeのCEOであるAiste Dewulfがモデレーターを務め、参加者から多くの示唆に富んだ意見が寄せられました。
この取り組みは、グロービスがオマーンや中東地域に対して「実践的で価値観に根ざしたリーダー育成」を推進することを象徴しています。今後もグロービスは、人材育成やリーダーシップ開発に貢献し、地域の発展に寄与していくとしています。
オマーン国王立経営アカデミーについて
オマーン国王立経営アカデミー(Royal Academy of Management)は、2022年に設立され、スルタン陛下の名誉後援を受けて運営されています。本アカデミーは、国家建設のビジョンを推進し、オマーンのさらなる発展に寄与することを目的とし、リーダーに必要な戦略的スキルを提供しています。また、内省や対話、長期的なビジョン構築を通して、公私の協働を促進し、国際的なリーダーシップ課題に対する解決策を導入しています。
スウェーデンやオックスフォード大学などと提携し、グローバル環境でのリーダーシップ開発を目指す動きも活発化しています。今後もオマーン国王立経営アカデミーは、国際社会でのリーダー教育に貢献していくことでしょう。
GLOBIS Europeの役割
GLOBIS Europeは、EMEA地域におけるグロービスの活動を推進する拠点として、次世代リーダーの育成に注力しています。ブリュッセルに拠点を置き、英語での企業研修やオンラインMBAプログラムを展開しており、国際的な人材育成に対する需要に応えています。
以上のように、グロービスは国際的な視野を持ち、日本とオマーンの関係の発展をサポートし、リーダー育成に貢献していく姿勢を強調しています。このような取り組みが、未来のリーダーを育てるための新たな基盤となることを期待しています。