手ぶら観光を可能にする新サービス
2025年11月1日より、株式会社JTBと東海旅客鉄道株式会社(JR東海)が、東京から京都への手荷物当日配送サービス『LUGGAGE EXPRESS』を開始します。このサービスは、旅行者が観光地間を移動する際に、大きな荷物を持たずに身軽に観光を楽しめる新しい選択肢となります。
サービスの内容
『LUGGAGE EXPRESS』では、東京都内の宿泊施設で預けた荷物を提携運送業者を通じて、当日に京都の宿泊施設で受け取ることができる仕組みです。そのため、スーツケースを持ち運ぶ必要がなく、旅行中の身軽さと自由度が大幅に向上します。
受付と配送の詳細
朝9時までに荷物を預ければ、当日の18時または21時には京都で受け取ることが可能です。予約は専用Webサイトを通じて簡単に行えます。料金については、レギュラー便が13,200円、エクスプレス便が16,500円(税込)という設定です。東京駅と京都駅にも窓口が設けられ、訪問者には便利な利用方法が用意されています。
観光体験の向上と課題解決
このサービスは、安全で迅速な荷物輸送を実現するだけでなく、観光体験の質を向上させることにもつながります。特に、訪日外国人旅行者には「移動時間を快適に過ごしたい」というニーズが高く、JTBとJR東海はそのニーズに応える形でサービスを展開します。
また、宿泊施設にとっても業務の効率化や顧客満足度の向上が期待されます。荷物の一時預かりや配送業者の手配が不要になるため、スタッフの負担が軽減され、スペースの確保にも役立つでしょう。
地域への影響と持続可能性
さらに、地域と観光地にも利点があります。大型荷物による交通機関や観光地の混雑が緩和され、地域住民への影響も軽減されるのです。また、環境負荷の小さい鉄道輸送を利用することで、持続可能な観光の実現にも寄与します。
今後の展望
今後、JTBとJR東海は旅行者の利便性をさらに高めるため、当日配送サービスの拡充や他の地域への展開も視野に入れています。大阪などのエリアへのサービス展開も計画しており、より多くのお客様が快適な「手ぶら観光」を楽しめるよう努めていきます。
JTBとJR東海について
JTBは地域課題への取り組みを通じて観光促進を行い、JR東海は東海道新幹線の特性を生かした荷物輸送を提供しています。両社は協力して、今後も旅行者が快適に旅をするための手助けを行います。旅行を楽しむための新たな手助けとなる『LUGGAGE EXPRESS』の利用をぜひご検討ください。