原宿で誕生する効率的なコンポスト「HOT BOX」
東京の原宿エリアにて、持続可能な地域循環を目指した新しい挑戦が始まります。ニューヨークからやってきた「HOT BOX」という名前の効率型コミュニティコンポストが、原宿の「原宿はらっぱファーム」で導入されます。このコンポストは、食料のロス削減と廃棄物の有効利用に貢献することで、環境への負担を軽減することを目的としています。
「HOT BOX」とは?
「HOT BOX」は、ニューヨークのコミュニティ菜園で注目されている新しいタイプのコンポストです。従来のコンポスト作業の中でも特に手間がかかる「切り返し」の作業を大幅に軽減することが特徴です。内部に設置された通気パイプにより、自然に空気が流れ、堆肥化がスムーズに進むのです。この仕組みのおかげで、忙しい都市生活者でも容易に参加できる形を提供しています。
原宿はらっぱファームは、通りかかった人々にも参加してもらえる、オープンな場所であり、2025年2月からの1年の間、この都市型共創ファームでの実証実験が行われます。特に、9月28日(日)には「HOT BOX」のお披露目会が開催され、多くの方々がその効率的なシステムを目の当たりにすることができます。
イベント情報
開催概要
- - 日時:2025年9月28日(日)11:00〜12:00
- - 場所:原宿はらっぱファーム(東京都渋谷区神宮前3丁目35-9)
- - 内容:HOT BOXの紹介・実演、コミュニティコンポストの取り組み共有
- - 主催:都市農地と防災のための菜園協議会
- - ゲスト:多様な参加者が集まり、さまざまな知識を共有します。
参加は無料で、特別な申し込みは不要です。仮に雨天の場合は、Instagramにて最新情報を発信しますので、是非フォローしてください。
地域循環の重要性
原宿エリアでは、訪れる人や住民が生み出す大量のごみをどのように持続可能に取り扱うかが大きな課題となっています。また、都市特有のつながりの希薄さを克服するために、「原宿はらっぱファーム」が開設されました。このファームでは、地域住民が参加し、生ごみや残留物を資源として活用し、地域全体での循環を促進します。
コンポストプロジェクトでは、原宿の精米店や製材所、飲食店などから集めた素材を利用し、地域の土に還す取り組みを行っています。このように、地域を超えて資源を循環させることができるのは、参加者同士の交流を通じて生まれる強い絆によるものです。
「HOT BOX」がもたらす未来
「HOT BOX」は、煩わしい作業を軽減しながらも地域のつながりを生む新たな試みです。これにより、世代を超えたコミュニティの形成や知識の共有が進むことが期待されています。今後のプロジェクトを通じて、東京のエコサイクルのモデルケースとして全国へ広がることを目指しています。この機会に、私たちとともに新しい循環の形を体験してみてはいかがでしょうか?