商船三井が取り組むMOL安全キャンペーン2025
商船三井株式会社は、2025年9月から11月にかけて「MOL安全キャンペーン2025」を実施しました。このキャンペーンは、毎年行われているもので、当社グループの運航船に従事する乗組員や地上の職員が集まり、安全に関する意見を交換する貴重な機会です。
今年度のテーマは「MY GOAL, ZERO HARM - Safety is our Culture -」に決定し、労災事故の撲滅を目指して安全意識の強化を図ります。具体的には、船上作業を想定したシミュレーションを通じて、潜在的なトラブルやリスクについて議論を行い、参加者一人ひとりの安全文化に対する理解を深めることを目的としています。
安全文化の醸成を目指して
このキャンペーンでは、乗組員と陸上職員が安全文化の定着について集中的にディスカッションします。模擬トラブルについてのケーススタディを通じて、参加者は日常業務において安全文化をいかに取り入れ、実践するかを真剣に考えます。また、他者との相互啓発を通じて、より積極的な安全意識を持つようになれることがキャンペーンの狙いです。
商船三井は、安全文化の定着を目指す中で、今年も世界最高水準の安全品質を目指して挑戦を続けます。この活動を通じて、すべての社員が「自分がやることが安全につながる」という認識を持つことが重要です。このように、毎年の安全キャンペーンは、ただの形式的なイベントではなく、参加者全員の意識改革を促す重要な意味を持っています。
「商船三井グループ 安全ビジョン」と「Safety Action1.0」
2024年1月には、商船三井グループの安全に関する理想像を示した「商船三井グループ 安全ビジョン」が策定され、さらにそれを実現するための取り組みとして「Safety Action1.0」が発表されました。この中でも、MOL安全キャンペーンは「安全意識の改革を相互啓発を通じて行う」という重要な位置付けがなされています。このように、取り組みは年々進化しています。
社会的責任を果たす企業として
商船三井は、社会インフラ事業において責任ある企業としての役割を果たしていくことを掲げています。「安全」であることはもちろん、すべてのオペレーションを通じて、人々の毎日の「当たり前」を支えるための努力を惜しみません。MOL安全キャンペーン2025を通じて得られた成果や気付きのおかげで、今後先進的な安全施策を継続していく決意を新たにしました。
訪船活動を含め、キャンペーンの活動を通じて、多くの参加者が安全文化の重要性を再認識し、より良い職場環境へとつながることを期待しています。