ボルボ・カーズ新SUV EX60に搭載される注目のオーディオ技術とは

ボルボ・カーズ新型EV SUV EX60に革新的なオーディオ技術搭載



ボルボ・カーズが2026年に発売する新型EV SUV「EX60」に、カナダの企業QNXとHaleyTekの協力で実現した革新的なオーディオシステムが搭載されることが発表されました。このソフトウェア定義型オーディオ(SDA)アーキテクチャは、今後の自動車オーディオ技術の新たなスタンダードを打ち立てることが期待されています。

完全集中型オーディオの実現


EX60には、ボルボ・カーズの新しいインフォテインメントプラットフォーム「SPA3」が初めて導入されます。このプラットフォームは、複数の著名ブランドによる音響システムの選択が可能で、従来と異なりハードウェアとソフトウェアをシームレスに統合した設計が特徴です。SDAアーキテクチャにより、音声処理機能を強力なシステム・オン・チップ(SoC)上で実現し、オーディオ機能の拡張や新機能の迅速な展開を可能にします。

ボルボ・カーズのSDV担当責任者、マーチン・クリステンソン氏は、「私たちのスーパーセット・テックスタック戦略は、進化に最適な基盤を提供します。QNXとHaleyTekとの連携により、EX60では長期的なイノベーションを促進するオーディオアーキテクチャが実現しました」と説明しています。これは顧客にとって、納車後も進化するプレミアムな体験を提供することを意味します。

世界初の完全集中型SDAの量産採用


EX60は、完全集中型のSDAアーキテクチャを採用した世界初の量産車として注目されます。この実現は、QNXとHaleyTekの密接な協力のもとに成し遂げられました。QNX SoundとオープンスタンダードであるOASIS VirtIO Soundを用いて、ボルボ・カーズのソフトウェア化戦略が一段と強化されることが期待されています。

ソフトウェアの進化がもたらすもの


QNX Soundは、SDV向けに特化したデジタルオーディオプラットフォームとして、ハードウェアから独立した音声処理機能を実現します。その結果、車載オーディオの機能が一つのシステムに統合され、開発の効率化と市場への迅速な投入を実現しています。

QNXのシニアバイスプレジデントであるグラント・カーヴィル氏は、「ボルボ・カーズやHaleyTekとの協力により、この革新的なオーディオ技術がEX60で採用されることを嬉しく思います。これにより、自動車メーカーは継続的なソフトウェア革新が可能になります」とコメントしています。

業界の未来への示唆


最近の分析によると、従来のDSP搭載「スマートアンプ」に対し、集中型のSoC上でSDAを実装することによって、車両1台あたりのコストを最大で98ドル削減できるとされています。HaleyTekのリードアーキテクトであるエリック・グスタフソン氏も、EX60への集中型オーディオアーキテクチャの導入は、「ソフトウェアが新たな可能性をもたらす一例」と述べ、今後このモデルが業界全体に影響を与えると回想します。

QNXは、スマートな自動車の開発を推進するため、自動車メーカーのイノベーションを加速させる支援を続けています。デジタルコックピットや先進運転者支援システム(ADAS)といった次世代技術の実現に向け、QNXの基盤ソフトウェアは不可欠な役割を果たしています。

以上がボルボ・カーズの新型EX60に搭載される革新的なオーディオ技術についての概要です。新しい技術は、自動車の未来をどう切り拓いていくのか、今後も目が離せません。

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