2026年第2四半期の東京オフィス市場の動向
2026年第2四半期における東京都心部のオフィス賃料が、引き続き上昇を続けていることが一部の調査機関から発表されました。特に、三幸エステート株式会社とニッセイ基礎研究所が提供するレポートに基づくと、Aクラスビルの賃料は前期比でプラス639円となり、38,259円/坪という高水準を記録しています。これは、2020年第3四半期以来の38,000円/坪台の回復を意味しており、賃料は11期連続でプラスを維持している状態です。
空室率の低下と賃料の上昇
さらに空室率に目を向けると、2026年第2四半期において0.8%と非常に低い数字を示しています。この空室率の低下は、新築や築浅のビルが中心となり進んでおり、コロナ禍前の水準に近づいていることが分かります。加えて、新たなオフィスビルの供給が2026年には約16.6万坪予定されているものの、第2四半期は新たな供給がなかったことで、既存のオフィス賃料がさらに上昇する余地が強い状況が続いています。
Bクラスビルの現状
一方、Bクラスビルの賃料は前期比で若干の下落を見せるも、依然として11期連続で前年同期比ではプラスを記録しています。Bクラスビルの賃料は22,804円/坪となり、これは市場での強気な姿勢を反映しています。新規の賃貸条件が引き上げられる中、空室率は横ばいの1.4%で推移しています。
中東情勢が影響する市場
特に、最近の中東情勢の悪化が、原油の供給制約や価格高騰を引き起こし、それに伴う工事費用の高騰が移転を検討する企業にとっての負担となっています。これにより、入居前の工事や原状回復工事の際に発生する費用が、従来の予算を超えるケースが多く見られるようになっており、意思決定が難しくなる場合も発生しています。
Cクラスビルの回復
Cクラスビルについても良いニュースがあります。2026年第2四半期の賃料は20,475円/坪で、これはコロナ前の水準に戻ったことを示しています。7期連続での賃料上昇を記録し、需給バランスが求められる中、オーナー側が条件を引き上げる動きが見られています。空室率は横ばいの1.8%で、特に立地条件の良い物件に対する需要は高まっています。
今後の展望
全体として、東京オフィス市場は現在活発な需要を示しており、コロナ禍を経た回復基調が続いています。オフィス賃料は今後も上昇傾向が続くと予想されており、各クラスの賃料がそれぞれの状況で異なる動きを見せています。特にAクラスビルでは大幅な賃料上昇が見込まれ、オフィスを探す企業にとっては競争が厳しくなっていくことでしょう。
まとめ
三幸エステートは、これらの動向を振り返るにあたり、企業のオフィス戦略の構築をサポートし続けています。今後もオフィス市場の動向に注目し、最新情報を提供していきたいと思います。オフィスに関するあらゆるニーズに応じたサービスを展開し、最適な選択肢を提供しています。詳細は三幸エステートの公式サイトをご覧いただき、ぜひご相談ください。