冨永愛が選ぶ絵の具
2025-05-19 08:38:20

冨永愛が日本最古の絵の具店を訪れた驚きの秘密とは

冨永愛が日本最古の絵の具店「上羽絵惣」を訪問



毎週水曜日の夜10時、BS日テレで放送されている「冨永愛の伝統to未来」において、冨永愛が京都の「上羽絵惣」を訪れ、その歴史と技を探る特集が放送されます。日本最古の絵の具店として、ここは270年以上の歴史を持ち、伝統的な技法を今もなお受け継いでいます。

歴史ある絵の具店「上羽絵惣」


「上羽絵惣」は江戸時代後期、絵師・伊藤若沖や円山応挙が活躍した時代に創業されました。この店は、1200色以上の伝統色を取り扱い、独自の製法により生み出される絵の具は、世界的に見ても色彩感覚が豊かだと評価されています。特に「胡粉」という白色の絵の具は、様々な作品に欠かせない重要な要素です。

店内に足を踏み入れると、古き良き時代の趣を残した店内にずらりと並ぶ絵の具達が目を引きます。冨永愛は、訪れるなりそのラベルに感心し、「かわいいですね」と一言。約100年前に考案されたトレードマーク「白狐」が愛らしく描かれています。

驚きの胡粉の製法


「胡粉」は日本画の下塗りやさまざまな顔料で色を作る際に用いられる貴重な絵の具です。この絵の具は、なんと10年という歳月をかけて作られるのです。上羽絵惣の稲土舞夕子氏によると、まずは貝殻を風化させるために野ざらしにするのだそうです。かつては牡蠣の貝殻を原材料としていた胡粉ですが、現在は北海道のホタテの貝殻を使用しています。

この貝殻を細かく砕き、何段階もの加工を経て美しい白色の胡粉が完成するのです。冨永愛も「すっごい時間かかりますよね? 10年前の貝ってことですもんね」とその制作過程に驚きを隠せません。

熟練の技が生む多彩な絵の具


さらに、上羽絵惣では新彩岩絵具の製法も紹介されました。同じ赤であっても、その中には多くのバリエーションがあり、細かい色合いを出すためには熟練した技術が必要だといいます。例えば、「新橋」という名前の青い絵の具は、新橋芸者が好んで使う色だったことからその名が付けられています。

この名付けの由来を調べるのも楽しみのひとつです。

未来に向けた取り組み


270年の歴史を誇る「上羽絵惣」ですが、日本画を描く人が減少し、絵の具職人の高齢化も課題とされています。そんな中、未来に伝統色を残すための新たな試みとして開発されたのが「胡粉ネイル」です。刺激臭がなく、除光液を必要としないこのネイルは、妊婦や病気療養中の方など幅広い人々に支持されています。

今後も「上羽絵惣」では新しい取り組みを進めていく予定です。冨永愛が伝えるこの伝統文化の未来、ぜひその目で見てみてください。

この特集は、5月21日(水)午後10時からBS日テレで放送されます。また、公式SNSやYouTubeチャンネルでは、冨永愛のオフショットも公開される予定です。ぜひチェックしてみてください!


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