ギフトモールの分析効率化の背景
株式会社ギフトモール(本社:東京都中央区)は、ギフト特化型ECプラットフォーム「Giftmall(ギフトモール)」を運営しており、数多くのギフトアイテムを提供しています。特に「ソーシャルギフト」や名入れギフトは、ユーザーにユニークな体験を提供。その一方で、ギフト市場の特性上、購入者の行動が複雑であり、その分析が長らく課題となっていました。これまでは、エンジニアの手を介してデータを抽出する必要があり、結果的に数日から1週間もの時間がかかるケースが多く見られました。
Amplitude導入の決断
こうした課題を解消するため、2022年にギフトモールはプロダクト分析ツール「Amplitude」を導入しました。このツールは、ユーザーの行動を可視化し、分析することに特化しており、行動データに基づく意思決定を早めるために役立ちました。導入後、特に注目すべきは、ユーザーの検索や比較、回遊行動を詳しくトラッキングできる点です。これにより、ファネル分析を通じてペインポイントを特定することが可能となり、プロダクト改善のためのABテストを活用する文化が根付いていきました。
AIとの連携による新たな試み
さらに、AIとの連携も行われることに。ABテストが終了する翌朝には、AIが自動生成した分析レポートが得られる仕組みが整備され、分析作業の効率化が図られました。その結果、分析にかかる工数が約1ヶ月からおおよそ1日程度に短縮され、データからの洞察を得た上で次の階段をどのように進めるかを判断する時間を増やすことができたのです。これにより、意思決定の精度を高める結果にもつながりました。
定量的な成果
導入による定量的な効果も注目すべきです。まず、データ抽出のスピードが格段に向上し、以前は最大1週間かかっていた抽出が数分で済むようになりました。これにより、資料作成の負担も大幅に軽減されています。さらに、月に約10本のABテストを実施し、プロダクト改善に関する高速なサイクルを達成しました。ソーシャルギフトの購入フローの改善においても、Amplitudeのファネル分析を基に3ヶ月間で3回のテストを実施し、コンバージョン率やソーシャルギフトのシェアが大きく向上しました。
継続して、ギフトモールはさらなる成長を目指していく予定です。今後も他社が参考になるような成功事例として、同社の取り組みが広く認知されることが期待されます。
企業情報
株式会社ギフトモールは、テクノロジーの力を駆使してギフト体験の創造に挑戦しています。日本やシンガポール、タイを拠点に、グローバルなギフト市場に向けたプラットフォームを運営し、利用者が気軽にギフトを選べる環境を整えています。今後もテクノロジーとデータを活用し、世界中に笑顔を届けることを目指しています。