フローレンスの挑戦
2025-02-21 16:12:18

フローレンス、障害者雇用のDXで「優秀賞」を受賞した背景とは

フローレンスの障害者雇用における挑戦



2024年2月20日、東京渋谷のSHIDAXカルチャーホールで開催された「JAPAN HR DX AWARDS 2024」で、認定NPO法人フローレンスが障害者雇用に関わるデジタル技術の導入とその成果が評価され、優秀賞を受賞しました。このアワードは、デジタル技術やAIを駆使して、柔軟で強固な組織づくりに取り組む企業や団体を表彰するものです。

障害者雇用の新たな仕組みを模索


フローレンスは、障害者が自分の得意を活かし、自由に選択しながら働ける社会を目指しています。2014年に障害児保育園ヘレンを開園したことを契機に、2018年から本格的に障害者雇用のための新しい仕組みづくりをスタートしました。それは、特別支援学校からの卒業生を含む「オペレーションズ」チームの設立により具現化されました。

現在、オペレーションズチームは9名から構成され、4月には新たに1名を迎え入れる予定です。このチームは、フローレンス内のさまざまな業務を請け負い、より効率的な運営を実現しています。

デジタル技術の利活用


フローレンスでは、デジタルツールを積極的に活用して業務を円滑化しています。その一環として、業務アプリ「kintone」を導入し、業務内容の見える化を進めました。これにより、スタッフ間での業務依頼がスムーズになり、全社での業務時間の削減にも成功しました。結果、2024年には5200時間もの業務時間が創出されました。

また、業務のマニュアル化には「Teachme Biz」が使われており、画像付きの直感的なマニュアルにより、スタッフが自分の得意分野を活かせる仕事を選べるようになっています。これにより、依頼数は年間100件を超えるまでに増加しています。

コミュニケーションの促進


フローレンスでは、障害のあるスタッフがコミュニケーションに対してストレスを感じることのないよう、社内チャットツール「Chatwork」を導入しました。スタッフは趣味を共有するグループを作り、ランチや休憩時間に対話を楽しんでいます。このような取り組みが離職者ゼロを実現する一因ともなっています。

フローレンスの目指す社会


フローレンスが描く未来は、障害者が自らの得意や才能を活かし、自由に選択できる社会です。彼らの取り組みは、フローレンスだけのものではなく、社会全体へと還元するべき財産です。そのため、フローレンスでは、他の企業や団体にもこのノウハウを共有し、ダイバーシティ&インクルージョンの概念が広がっていくことを願っています。

フローレンスは、今後も障害者雇用に取り組む姿勢を貫き、全ての社員が「得意」を活かせる社会の実現を目指して邁進していくことでしょう。興味を持たれた方は、ホームページを訪れて彼らの活動を知ってみてください。

詳しくはこちらをクリックして、フローレンスの取り組みに触れてみてください。


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