ロッテと北海道遠軽町が結ぶミントの未来
株式会社ロッテは、2025年7月3日(木)に北海道紋別郡遠軽町との間で「ミント研究推進に関する連携協定」を結びました。今回の協定は、和種ハッカの栽培を通じてミントの魅力を広めることを目的としています。
ロッテは1948年に創業以来、ミントを軸にした製品に力を入れてきました。特にチューインガムにはペパーミントやスペアミントを使い続けていますが、持続可能で新しい香りのミントの探索を進めています。そんな中で出会ったのが、かつて世界一の生産量を誇った「和種ハッカ」です。特に遠軽町は、ハッカの栽培だけでなく、その品種の改良と研究が行われてきた土地でもあります。
>> 遠軽町の役割
遠軽町では、2022年から地元の農家と連携して和種ハッカの栽培・収穫を開始。新たなミント研究拠点としての役割が期待されています。この町はミントの歴史や文化に根ざしており、今回の協定を機にさらなる研究と普及活動が進むことでしょう。具体的には、ミントの栽培や活用方法の研究、地域イベントへの協力、文化の普及啓発など、多岐にわたる内容が盛り込まれています。
>> 協定締結式の様子
2025年7月3日に行われた協定締結式では、遠軽町から佐々木修一町長、ロッテの中央研究所所長である関哲哉氏が出席。両者はミント産業の未来を語り合い、連携の重要性を再確認しました。関氏は「高品質なミントガムを提供するために、定期的にミントの生産地を訪れています。和種ハッカの香りは、日本人に親しまれているものの一つです」とコメントを寄せました。
>> 研究と未来への期待
ロッテは、高品質なミントガムの安定供給を目指すだけでなく、今後北海道のこの地域をミントの研究拠点として活用し、和種ハッカ文化の魅力を発信していく考えです。地域との連携を深め、多くの人々に日本独自のミントの良さを伝える活動を行います。さらに、この取り組みを通じて、観光資源としてのハッカにも注目が集まることが期待されています。
ロッテの挑戦は、新たなミントの可能性を模索するだけでなく、地域振興や環境保全にも寄与し、持続可能な未来を築く手助けとなるでしょう。 ぜひ、これからの動向に注目してください!