麻雀とパチンコの新たな橋渡し 「W-STA」が目指す未来
株式会社パック・エックスが運営するサービス「W-STA(リャンスタ)」が、業界誌『Answers』にて紹介されました。このサービスは、人気のプロ雀士の販促素材やPRツールを提供するもので、麻雀とパチンコという異なる業界をつなぐプロジェクトとして注目されています。
プロ雀士とパチンコ業界の相乗効果
リャンスタは、パチンコ業界の集客方法が多様化する中で、人気プロ雀士の肖像権を月額料金で利用できる「サブスクリプションサービス」として誕生しました。このサービスを利用することで、パチンコホールはプロ雀士を起用した販促活動を行い、両業界の新たなファン層を開拓することを目指しています。
レジャー白書2024によれば、日本国内でのパチンコ参加者は約660万人、麻雀参加者は470万人に上ります。最近では、Mリーグの影響で麻雀に新たな視聴者が生まれ、その中には自ら麻雀をプレイしない層も見受けられます。こうした新しいファン層をターゲットに、リャンスタは両業界の新たな可能性を探っていきます。
様々な販促展開で注目度向上
リャンスタの魅力は、そのユニークなプロモーション展開にあります。店舗内の装飾やデジタルメディア、SNS上でのバナー広告や投稿など、多岐にわたる素材が提供されます。特に、新台入替や店舗イベントに合わせてプロ雀士の起用を行うことで、大きな注目を集めることが期待されます。更に、シールやカードなどの販促物の提供や雀士のSNSでの店舗紹介など、フォロー企画も充実しています。
また、毎年恒例となる「広告大賞」の開催も計画されており、契約企業とプロ雀士が共に参加するなど、さまざまな交流企画が用意されています。
業界の課題を共に解決
麻雀業界は進化し続けているものの、全てのプロ雀士が専業として生活できるわけではなく、多くの雀士は副業を通じて生活を支えています。このような現状を踏まえ、リャンスタはプロ雀士に新たな収入源と活躍の場を提供し、業界全体の活性化を目指しています。
一方、パチンコ業界においては広告規制の強化に伴い、独自の集客手法の模索が求められています。従来は多額の費用がかかるタレント起用も、リャンスタを通じて手軽に実現できるため、さらなる効果が見込まれます。
新たな文化の共創を目指して
パック・エックスの目指すところは、麻雀とパチンコのファンが交差する新たな可能性を見出すことです。リャンスタは、麻雀ファンにパチンコの魅力を知ってもらい、逆にパチンコファンが麻雀の世界に興味を持つ機会を増やしていきます。このような相互作用を通じて、両業界が新たな文化を築いていくことを目指しています。
まとめ
「W-STA(リャンスタ)」は、麻雀とパチンコそれぞれの良さを生かした新たな可能性を探るサービスです。業界の枠を超えたコラボレーションが実現することで、双方のファンを増やし、一緒に新たな文化を創り上げる未来が期待されます。リャンスタの動向に注目です。
文=パック・エックス