ケイアイスター不動産の新たな挑戦
ケイアイスター不動産株式会社(以下、当社)は、障がい者雇用率で2.72%を達成したと発表しました。これは昨年の2.66%を上回るものです。この数字は、同社が障がい者の雇用促進に向けた努力の結果であり、今後も引き続き社会的責任を果たしていく姿勢を示しています。
障がい者雇用の必要性
障がい者雇用に関しては、法定雇用率の引き上げが予定されています。このことは、全ての事業主に対し、障がいの有無にかかわらず、職業を通じた社会参加を促す責任があることを意味します。改善された雇用環境が実現されることで、より多くの人々が自立した生活を送れるようになることは、社会全体にとって重要な課題です。
具体的な取り組み
当社は2015年から障がい者アスリートの雇用を始め、2019年には「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」を発足しました。2023年にはチャレンジドセンターを設立し、現在40名の障がい者が様々な業務に従事しています。これにより、従業員は名刺作成や各部署の事務補助、社内環境の美化などを行いながら、職業スキルを向上させています。
特に、新たに設立予定のチャレンジドシナジー課では、障がい者雇用を専門に扱い、さらなる雇用機会を創出するための取り組みを進めています。また、身体障がい、知的障がい、精神障がいを持つ従業員が共に働く職場作りを推進し、共生社会の実現に向けて努力しています。
アスリートの活躍
さらに、チャレンジドシナジー課は、第5回女子デフフットサル世界大会や男子66kg級での世界ろう者柔道選手権大会での金メダル獲得など、障がい者アスリートの素晴らしい成果を引き出しています。これらの成果は社内で評価され、表彰も受けるなど、当社の取り組みが注目されています。
新卒採用活動
2024年には新卒採用を実施することを決定し、さらに障がい者の雇用を促進する計画です。40名の障がいがある従業員の中には、身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者がおり、彼らの多様なバックグラウンドを尊重し、様々な職業において活躍できる場を提供しています。
経営理念とビジョン
ケイアイスター不動産は、「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を企業理念とし、すべての人に持ち家を提供することを目指しています。この考え方は、障がい者雇用においても反映されており、多様性に富んだ社会を一緒に作り上げることが求められています。最新のビジネスモデルにより、全国各地での事業展開を進めながら、地域社会に貢献していく姿勢を強めています。
当社の取り組みが、他の企業へも広がり、より多くの障がい者が社会で活躍できる環境が整備されることを心より願っています。