仙台市が進める観光の二次交通強化
2023年4月、仙台市(市長:郡和子)と公益財団法人仙台国際観光協会(理事長:結城由夫)、パーク24株式会社(代表:西川光一)は、観光における二次交通の充実と市民の利便性向上を目的とした連携協定を締結しました。この新しい協定は、持続可能な観光地域の構築を目指し、旅行者や住民の移動手段を改善する基本的な枠組みを提供します。
連携協定の背景
仙台市は「仙台市観光戦略2027」に基づき、宿泊者数680万人泊を目指しています。この戦略において、観光客が仙台市内をスムーズに移動できる環境を整えることは非常に重要です。そこで、この協定を通じて、アクセスの向上と地域の魅力を引き出すための取り組みが決定されました。
各団体の役割
この協定に基づく取り組みには、以下3つの団体が重要な役割を果たします。
1. 仙台市
- - 交通円滑化: 市の公式ホームページやSNSを活用し、観光に必要な情報を発信。特に二次交通の課題に関する情報を提供し、観光振興に向けた更なる取り組みへとつなげます。
2. 仙台観光国際協会
- - 地域の合意形成: 地域内の事業者との調整を行い、二次交通の課題を調査分析します。観光ルートを提案し、周遊促進策を実施することで、地域全体の観光振興を図ります。
3. パーク24
- - 二次交通の課題解消支援: 新たにカーシェアリングサービス「タイムズカー」のステーションを設置・運営し、観光地における駐車場やカーシェアリングの有効利用を検討。旅行者の利便性向上に向けたアドバイスも行います。
第一弾の取り組み
協定に基づく具体的な取り組みの第一弾として、4月23日より秋保温泉に位置する「ホテル佐勘第1駐車場」にカーシェアリングステーションがオープンします。この取り組みは、仙台市内の観光スポットへのアクセスをより格段に改善し、旅行者の利便性を一層向上させることを目指しています。また、二次交通に関する調査分析も同時に進めていく予定です。
地域経済の持続的発展に向けて
今回の協定は、仙台市を訪れる旅行者や市民の移動の利便性向上を図ることで、観光を基盤とした持続可能な地域経済の発展にも寄与します。3者はそれぞれの役割を果たしながら、協力し合い、仙台市の魅力をより多くの人々に伝える活動を続けていきます。
仙台市とその周辺地域を訪れた際には、ぜひこの新たな取り組みを活用して、より快適な旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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