外出支援サービス「HELPUSH」が新たなステップへ
株式会社HELPUSHが、寺田倉庫が運営するインキュベーション事業「Creation Camp TENNOZ」の第2期生として採択されたことを発表しました。これを契機に、HELPUSHは外出支援プラットフォームの開発を加速させ、豊かな生活の実現に向けた取り組みを進めていきます。
HELPUSHの理念とは
HELPUSHは、「人生が広がるきっかけは、いつも外出した先に。」という理念のもと、移動に関するさまざまな課題を解決するための外出支援サービスを提供しています。特に、車椅子ユーザーが直面する「物理バリア」、「情報バリア」、「心理バリア」をデジタルとリアルの両面から解消することを目指しています。
デジタル機能
まずはデジタル面でのサービス改善です。HELPUSHは、7cm以上の段差や工事情報など、外出時に直面する可能性のある障害物をマップ上で可視化し、目的地までの経路をわかりやすく提示します。この機能により、外出時の情報検索にかかる時間を大幅に短縮することができるのです。
リアルな支援
次に、リアルなサポートです。HELPUSHでは、外出中に予想外の問題が生じた場合にも対応できるよう、事前に手配可能な「待ち合わせスポット」を用意しています。このスポットはマップ上で確認でき、街中にも設置されるため、安心して外出できる環境を整備します。
バリア発見まち歩きイベント
さらに、HELPUSHは「バリア発見まち歩きイベント」を通じて、健常者と車椅子ユーザーが共に参加し、楽しみながらバリア情報を収集する取り組みも行っています。このイベントは、外出支援の理念を広めるとともに、地域社会での連帯感を育む大切な活動となっています。また、YouTubeチャンネル「寺田家TV」や地元メディアとも連携し、情報の発信やサポーターの募集を行っています。
「Creation Camp TENNOZ」とは
「Creation Camp TENNOZ」は東京・天王洲を拠点にしており、スタートアップやベンチャー企業に対する支援を行っているプロジェクトです。この事業は、アートと水辺の環境を活かしたビジネスイノベーションの創出を目指しています。HELPUSHを含む第2期生10社は、2年間にわたり、リノベーションされたインキュベーション施設に入居し、専門的なサポートを受けながら事業化に向けた道を進みます。
約300件の応募から選ばれたこれらの企業は、未来のビジネスを担う重要な存在です。最終選考では「Creation Campfire2025」と名付けられたピッチイベントが開催され、これに参加した22社の中から力強いプレゼンテーションが行われました。
まとめ
今後、HELPUSHはこれらの取り組みを通じて、外出支援サービスの社会実装を進め、多くの人々の生活の質を向上させることを目指しています。新たな支援体制を築き、車椅子ユーザーが安心して外出できる社会の実現に向けて、今後の展開が非常に楽しみです。ぜひ、HELPUSHの取り組みにご注目ください。