ユースプライドレポート
2025-06-16 15:29:05

初開催!ユース世代のためのプライド祭典「Youth Pride」レポート

初開催!ユース世代のための「Youth Pride」レポート



2025年6月14日と15日の二日間、東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLにて、LGBTQ+当事者とその支援者を対象にした「Youth Pride」が初めて行われました。これは、特定非営利活動法人東京レインボープライド(TRP)が主催し、未来を担うユース世代のために設けられたイベントです。開催テーマは「ありのままを愛そう」で、参加者たちは自分らしさを発見し、互いに学び合う機会を得ることができました。

大盛況の初日



初日のイベントは「学ぶ」「働く」「暮らす」「遊ぶ」の四つのセクションで構成され、ユース世代を中心に多くの来場者で賑わいました。特に「学ぶ」セクションでは、日本のLGBTQ+の歴史についての講演がありました。性社会文化史研究者の三橋順子氏が、新宿二丁目という日本最大のゲイタウンの歴史を解説し、続けてジャーナリストの北丸雄二氏が国際的な視点からLGBTQ+権利回復運動の進展を紹介しました。その後、インフルエンサーのじんじんさんと現役高校生、大学生によるパネルディスカッションが行われ、学校でのリアルな体験に基づいた意見交換が行われました。

働くセクションの充実



「働く」セクションでは、LGBTQ+当事者の就職活動にスポットライトが当てられ、ユース世代からのリアルな声が企業側に届く場となりました。ユース代表者たちが自らの就活体験をシェアし、企業に対する期待や要望を伝えるピッチが行われました。参加企業からは、LVMHやEY JAPANの代表者がエールを送り、未来をつくる若者たちへの温かいサポートが表明されました。

次の日の多様な活動



二日目も多彩なプログラムが用意され、特に「暮らす」セクションでは家庭を持つLGBTQ+当事者によるトークが行われ、子育てや家庭環境の未来についての希望が語られました。また、「遊ぶ」セクションでは、ファッションやメイクに対する悩みを抱える若者たちがゲストモデルとして登場し、自分自身を表現するファッションショーが開催されました。これにより、参加者たちの自己肯定感を高める素晴らしい機会となりました。

成人式の開催



イベントのフィナーレを飾る「Youth Pride 成人式」では、年齢や制度にとらわれず、ありのままの自分を祝う数多くのユースたちが、笑顔を浮かべながらランウェイを歩きました。MCからの「皆さんの選択に、心からの拍手を贈ります」という言葉に、会場中が感動の嵐に包まれました。このように、二日間を通じて多くの人々が出会い、交流し、互いに学び合う貴重な経験を得ることができました。

未来へ向けた一歩



「Youth Pride」の初開催は、LGBTQ+当事者や若者に対する理解と支援の重要性を再確認させるものでした。中島幸乃代表も「今後も継続していくことが使命」と語り、来年以降の開催に向けた意気込みを示しました。このイベントがより多くの人々に参加され、愛と多様性のメッセージが広がる一助となることを期待しています。

イベントは大盛況のうちに幕を閉じましたが、参加者たちの心には、「ありのままの自分を大切に」というメッセージが刻まれました。これからのTokyo Prideは、さらなる進化を遂げていくことでしょう。私たちもその成長を見守り、サポートしていきたいと思います。


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