金融トレンド学び
2025-08-05 09:57:47

金融業界の最新トレンドを学ぶ<金融CCリーダーサミット第5回報告>

金融業界のDX推進に向けた意識の高まり



2023年7月9日、東京都八重洲に位置する船井総研グループ東京本社で、金融業界のコンタクトセンターに特化した「金融CCリーダーサミット」第5回が行われました。主催は株式会社プロシードであり、最新の業界トピックスや成功事例を共有することを目的としています。

様々な企業からの参加



当日は、23社から37名の参加者が集まり、金融業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、その際に直面する課題について熱心に議論しました。特に、ROI(投資対効果)を最大化するDX戦略がテーマとなりました。

基調講演と事例の紹介



開会の挨拶に続き、株式会社プロシードのコンサルタントである黒田光莉氏が、現在のDX推進におけるシステム導入の現状や課題について詳しく解説しました。特にシステム導入でのゴール設計の重要性が強調され、参加者はその知見を得ることができました。

さらに、三井住友海上火災保険株式会社のカスタマーコミュニケーション部企画チーム長、稲葉弘幸氏による事例講演も行われ、クラウド時代のCX戦略についての具体的な取り組みが紹介されました。この講演では、同社がコンタクトセンター企画部をカスタマーコミュニケーション部に改名し、顧客接点を多様化する取り組みについて説明され、特に電話基盤のクラウド化やCRMシステムの集約に関する実績が示されました。これにより、コスト削減とサービス向上の中長期的な目標が挙げられました。

グループワークとネットワーキング



セッションの間には、グループワークも行われました。参加者は、DX推進におけるシステム導入のROI達成度向上策や課題解決策について活発に意見交換し、それぞれの立場から得た情報を持ち寄る貴重な機会となりました。また、懇親会も開催され、参加者同士の交流が深められました。

アンケート結果からの洞察



参加者に対する事前アンケートの結果に基づくと、DXやAI活用に対する関心の高さが明らかになりましたが、ゴール設計の重要性も再認識されました。参加者たちは、今回のサミットで得た知識を自社の取り組みにどう活かすかを模索する様子が見受けられました。

次回の開催予定



この金融CCリーダーサミットは年間を通じて2〜3か月ごとに開催されており、次回は10月に予定されています。新しい情報や取り組みを学ぶ良い機会として、多くの金融業界関係者の参加が期待されます。

参加者の声



参加者からは「新しい気づきを得ることができた」や、「特に三井住友海上の事例は参考になった」といったポジティブなフィードバックが寄せられました。今後のサミットでも、参加者の意見やフィードバックを基にさらなる充実を図っていく考えです。

金融業界におけるコンタクトセンターの役割はますます重要になっています。このような場を通じて、専門家同士の情報共有や新たなビジネス機会の創出が進むことが期待されます。


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