SalesPlusが提供する新しいマーケティングツール、MST分析
東京都港区に本社を置く株式会社SalesPlusは、購買データを基に商品の「相対価値」を可視化する新しいフレームワーク「MST分析(Major / Share / Trend)」を正式に発表しました。この新しいツールは、企業が商品やブランドの競争力を高めるために不可欠なものとなるでしょう。
MST分析について
MST分析は、商品成熟度(Major)、市場内シェア(Share)、市場トレンド(Trend)という3つの観点から商品やブランドの現状を立体的に分析します。このフレームワークを用いることで、企業はマーケティング活動や広告クリエイティブの開発において、より具体的かつ効果的な戦略を構築することが可能です。
商品成熟度(Major)
このセクションでは、商品の発売から今までの成長過程を分析し、その商品の普及ステージを特定します。たとえば、発売から半年で普及率が約11%に達した場合、その商品は初期採用者層の後半に位置していることがわかります。さらに、普及の障壁となるライン(例:15%)の直前にいることも確認でき、市場浸透のスピードを正確に把握できる点が特徴です。
市場内シェア(Share)
市場内での各ブランドのシェアを測定することで、競合との差分を明らかにし、その商品が現在どれほど強い立場にあるのかを分析します。例えば、特定のノンアルコールビールの市場シェアが10ポイント以内に接近した場合、それは新規獲得の寄与が大きく、商品が成長段階にあることを示しています。
市場トレンド(Trend)
市場トレンドの分析では、ジャンルのトレンドを明らかにし、消費者の嗜好や時代背景を考慮します。例えば、ノンアル飲料と通常のビールを比較すると、ノンアル飲料の市場は前年比114%で成長している一方、ノンアルRTD飲料は前年を下回るなど、カテゴリー内での比較を通じて消費者のニーズを見極めることが可能です。
ノンアルコールビールの事例
SalesPlusは、ある飲料メーカーのノンアルコールビールに対してMST分析を実施しました。この結果、最も流入の多い他ブランドを推測し、新たな消費者と離反した消費者の動向を探ることができました。
1.
商品成熟度(Major)
- 発売から半年で普及率約11%、成長に向けた障壁を確認。
2.
市場内シェア(Share)
- 同社の全体販売量が2.5ポイント増加し、成長の余地があることが明確に。
3.
市場トレンド(Trend)
- ノンアル市場の前年比110%の成長が示され、ビールの味を重視する戦略が必要であることも発覚。
まとめ
MST分析は単なるデータ分析に留まらず、商品に選ばれる理由を構造的に明らかにします。このアプローチによって、企業は広告戦略を短期間で構築し、効果的なマーケティング施策を実施できるようになります。また、この分析の過程はAIにより自動化され、精度を保ちつつ、人的ミスを軽減しています。これにより、SalesPlusは広告効果を最大化し、400%以上の売上比を誇っています。今後も実購買データに基づいた市場の可視化を進め、企業のマーケティング活動をサポートしていく予定です。
SalesPlusについて
- - 代表者: 榎並康之(代表取締役社長CEO)
- - 所在地: 東京都港区東新橋2-6-6 汐留AZビル8F
- - 設立: 2018年4月
- - 資本金: 5億1,000万円
- - 事業内容: マーケティング・ソリューション提供
- - 公式ウェブサイト