持続可能な航空輸送
2025-01-28 17:31:00

コスモ石油とDHLが手を組み持続可能な航空輸送を強化

コスモ石油とDHLが新たな航空輸送の時代を切り拓く



コスモエネルギーホールディングスの子会社、コスモ石油マーケティングと国際的な貨物輸送業者DHL Expressが、持続可能な航空輸送の推進を目指して、持続可能な航空燃料(SAF)の売買契約を締結しました。この契約は、環境に配慮した航空輸送を実現する大きな一歩として注目されています。

日本初の国産SAF



契約のベースとなるSAFは、NEDOの助成を受けて2021年から取り組まれてきたプロジェクトの成果であり、日本国内で初めて大規模生産される国産SAFとなります。この燃料は、コスモ石油、日揮ホールディングス、レボインターナショナルによって設立された合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYによって製造され、2025年度以降にコスモエネルギーグループを通じてDHLへ供給される予定です。

脱炭素社会への貢献



コスモエネルギーグループは、「2050年カーボンネットゼロ」を目指しており、SAFの供給に向けたサプライチェーンの構築を進めています。また、再利用を促進するために、サービスステーションでの廃食用油の市民回収など、広報活動にも力を入れています。これにより、社会全体が持続可能なエネルギーの重要性に気づく手助けをし、脱炭素化に向けた動きを加速させています。

各社の期待と展望



今回の契約に関するコスモ石油マーケティングの森山社長は、「SAFは航空機の脱炭素につながる重要な商品であり、国際的なネットワークを持つDHLの協力で、より多くの荷主様の脱炭素に貢献できることを嬉しく思います」と述べています。

DHLジャパンのトニー・カーン社長も「この契約により、日本初となる定期貨物便での国産SAF利用が開始できることを嬉しく思います。SAFは温室効果ガス排出量を削減するための有効な手段であり、引き続き日本のお客様に対して環境負荷軽減に貢献していく所存です」と語っています。

結論



この契約は、持続可能な航空輸送の実現に向けた重要な取り組みの一環であり、コスモ石油とDHLが協力することによって、未来の航空輸送業界が大きく変わることが期待されます。環境負荷の低減に向けた動きが進む中、これらの企業の取り組みが、今後の持続可能な社会の実現に貢献することを心より願います。


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