生物多様性をビジネスに活かす特別講座のご紹介
桜美林大学では、企業の持続可能性を高めるための新たな教育プログラムを2023年9月より開始します。このプログラムは、特に生物多様性とビジネスに焦点を当て、企業が直面する環境問題への対応力を養います。対象は経営企画やサステナビリティ部門の担当者、ESG投資に関わる人々など、さまざまな業種の実務者です。
プログラム概要
このプログラムでは、以下の目的を設定しています:
- - 生物多様性の基本的な知識を学ぶ(生態学、分類学、絶滅危惧種について)
- - 生態系サービスが企業活動に及ぼす影響を理解する
- - 生物多様性の影響評価手法を学ぶ
- - 持続可能な意思決定のためのネクサスアプローチやランドスケープアプローチを理解する
- - TNFDやネイチャーポジティブ戦略を経営に実装する能力を培う
このプログラムは全7回構成で進行し、各回において基礎的な内容から応用的なスキルまでを段階的に学んでいきます。
学習の流れ
1.
ガイダンスと導入:プログラムの目的や関連する基本知識を共有します。
2.
生態学の捉え方:生物間の相互作用や空間的関係を学ぶ機会を提供します。
3.
生態系サービスと事業リスク:生態系サービスが企業にどのように依存しているかを考察し、リスクを把握します。
4.
生物多様性評価の手法:調査や指標を使用して、生物多様性の影響を実際に測定します。
5.
持続可能な経済のためのアプローチ:ネクサス及びランドスケープアプローチの重要性を理解します。
6.
戦略的経済移行:ネイチャーポジティブ経済への移行方法を探ります。
7.
ディスカッション:感得した知識を実践に結びつけるディスカッションを行います。
この流れに従って、受講者は生物多様性が企業の価値創造に与える影響について深く考察し、それを業務にどう生かすかを学びます。
参加のメリット
この特別講座に参加することで得られる主なメリットは、次の通りです。
1.
直接的な経営知識の獲得:生物多様性をCSRの視点からではなく、企業価値の重要な要素として理解する力を身につけます。
2.
TNFDフレームワークへの対応力強化:TNFDやネイチャーポジティブに関する実践的な知識を深め、開示業務や投資家対応に役立てることができます。
3.
リスクと機会の理解:企業が抱える生態系への依存をしっかり把握し、リスクマネジメントや新たなビジネスチャンスに結びつける視点を持つことができます。
4.
ネットワーク形成:同じ分野に興味を持つ異業種の専門家とつながり、新たなビジネスチャンスを探る機会も得られます。
詳細情報
- - 開催期間:2025年9月から11月(毎週土曜日)
- - 講義日時:14:00〜15:40(全7回100分)
- - 形式:オンライン(Zoomでのライブ配信、質問会もあり)およびアーカイブの両方
- - 料金:全7回 100,000円(割引あり)
- - 定員:30名(先着順)
興味のある方は、以下のリンクから参加申し込みや説明会のお問い合わせをしてください。リンク:
説明会申し込みフォーム
関心のある皆様のご参加をお待ちしております!