岡山大 半導体講座
2025-10-22 23:34:25

岡山大学が半導体人材育成講座5講座を成功裏に終了し地域産業に貢献

岡山大学が半導体人材育成講座の成功を収める



国立大学法人岡山大学が推進する「半導体人材育成」関連講座シリーズが、このほど全日程を無事に終了しました。今年度は教養科目から大学院レベルの専門講座まで、5講座が開講され、400人以上の地域の企業関係者や学生が受講しました。これは、昨年度の受講者数150人から倍増した結果であり、地域社会における半導体人材育成への関心の高まりを物語っています。

このシリーズは、理系の学生に限定せず、文系学生や地域企業のリカレント教育にも着目した多様なカリキュラムを展開しました。全5講座の内容は、教養教育科目「アタリマエの科学」、経済学関連の「経営学入門」や「経営戦略論」、理系向けの「先端半導体テクノロジー入門」、そして大学院生向けの「先端半導体テクノロジー講座」です。いずれも単位認定の対象としており、いくつかは公開講座としても実施され、多くの受講者を迎えました。

なかでも専門性の高い「先端半導体テクノロジー講座」は、9月30日に全ての講義が完了し、主に理工系修士課程の学生を対象にし、さらに一般の人々にも開放され、10人を超える受講者が集まりました。濃密な4日間の講義では、バンド理論や超高周波誘電体材料、有機・グリーン半導体など多岐にわたる次世代半導体技術が講義され、実習の機会も設けられました。

受講生からは、「技術を学ぶだけでなく、半導体をより広い視野で理解することの重要性に気づいた」という肯定的な声が寄せられ、半導体技術とビジネスを結びつける視点を得ることができたと多くの参加者が語っています。

このような講座は、中国経済産業局の支援も受けており、地域半導体産業振興協議会を通じて広まりました。協力機関には、国立大学法人広島大学やマイクロンメモリジャパン、東芝情報システム、岡山理科大学、さらには様々な企業が名を連ねています。

岡山大学は、今後も産学官連携を深化させ、地域における半導体分野の研究と専門人材の育成を進める方針です。また、新たなプログラムが令和8年度に設置される計画もあり、さらなる発展が期待されます。地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学の取り組みに今後も注目していきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 半導体人材育成 地域産業

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。