上野アメ横新ビル
2025-03-04 10:44:28

上野アメ横に新たな木造ビルが誕生!御徒町計画の魅力とは

上野アメ横に新たな木造ビルが誕生!御徒町計画の魅力とは



上野の活気あふれるアメ横商店街に、待望の新たな木造ビル「御徒町計画」が2024年11月から着工されます。本プロジェクトは、株式会社シェルターが手掛けるもので、純木造3階建てのビルが来年の5月末に竣工予定となっています。このビルは、地域の特性や環境に配慮したデザインが施されており、木造建物の魅力を発信する拠点となることが期待されています。

御徒町計画の背景



このプロジェクトは、築50年以上の老朽化した鉄骨造の建物を、新たに木造で建て替える形で進められます。南側と東側には広がるガラス張りのファサードが特徴で、周辺の活気や賑わいを取り込んだデザインとなる予定です。これにより、上野アメ横商店街の独特な雰囲気と融合し、新たな素材である木を用いたビルが地域にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。

また、台東区は木造建築の普及を促進するための「燃えないまちづくり」を目指し、地域の防災にも力を入れています。このような背景のもと、御徒町計画は防火地域における木造中層建築物のモデルケースとして位置づけられ、地域発展と共に持続可能な状況を創出することを目指しています。

木造ビルの技術と特徴



「御徒町計画」では、先進的な木造構造技術を採用しています。特に注目されるのは「KES構法」と呼ばれる接合金物工法で、これは日本初の木造建築のための特許技術です。この技術は、構造部材の耐震性能を高めるために、独自の金物を用いた接合方法を採用しており、木造建築の信頼性を増すものです。

加えて、「COOL WOOD」と名付けられた木質耐火部材も使用されており、これにより耐火性能が確認された木造ビルの実現を可能にしています。これらの技術は、地域の防災意識を高めるだけでなく、持続可能な社会の実現にも寄与するでしょう。

環境への配慮とSDGsの貢献



このプロジェクトでは、約28立方メートルの木材が使用され、22トンもの二酸化炭素を貯蔵できるとされています。これは杉の木約43本分の二酸化炭素に相当し、林業資源の活用を通じてSDGs(持続可能な開発目標)達成にも寄与しています。2025年にはこのビルが地域の木造化を先導する存在となることが望まれています。

工事現場の養生シートには、アメ横のアーチ看板にして「マチ森」というメッセージが掲示されます。これは「都市に森をつくる」という企業理念を象徴したもので、地域との連携を深める試みとなっています。

まとめ



御徒町計画は、ただのビル建設に留まらず、地域の文化や環境を大切にしながら新たな価値を創造するプロジェクトです。地域の景観と調和した木造建築の導入が、上野アメ横の発展にも大いに貢献することでしょう。今後の進捗がますます楽しみです。


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