Backlog導入による業務効率化の成功事例
株式会社ワオ・コーポレーション(以下、ワオ)は、学びを楽しくする教育アプリ「ワオっち!」を展開する企業です。急速に増加するユーザーからの問い合わせに応じる中で、同社の開発チームは業務プロセスの見直しを決意しました。いつでも、どこでも快適に学べる環境を提供するために、事務的な効率を向上させる取り組みが必要でした。この解決策として選ばれたのが、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツール「Backlog」です。
導入の背景
ワオの開発チームは、「ワオっち!」の運営・開発を担当していましたが、その成長に伴い、問い合わせも急増していました。従来の運用体制では、社員の個人的な経験と記憶に頼る部分が多く、業務の属人化が問題となっていました。この為、対応の質やスピードが均一でなく、顧客満足度に影響を及ぼしていました。業務の複雑化も進んでおり、異なる部署やメンバー間での情報共有が円滑にできていない状況でした。
この課題を克服するため、ワオはタスク管理ツールだけでなく、「チームワークマネジメント」に着目しました。全メンバーが一体となって効率よく連携するための環境が必要だと認識し、Backlogを導入することに決定したのです。
Backlogの活用効果
1. 情報の一元化と属人化の解消
Backlogを導入することで、すべてのタスクや対応履歴を一元管理し、誰でも過去のやり取りを速やかに確認できる体制が整いました。これにより、スタッフ間の情報共有がスムーズになり、新人でも即戦力として成長できる環境が整いました。
2. 対応品質の向上
問い合わせ内容を「種別」「カテゴリ」「マイルストーン」で整理したことで、同様の問題の検索が容易になりました。適切で迅速な対応が実現し、頻繁な利用者が自己解決できるような FAQ が整備されました。その結果、問い合わせ件数が半減するという効果をもたらしました。
3. 業務効率化の効果
BacklogのAPI機能を活用し、課題起票やレビュー管理の自動化を行い、手作業の工数を削減しました。その結果、同じ時間内に対応できる問い合わせ件数が約5倍に達し、業務の効率が大幅に向上しています。また、チーム全体が定期的に運用ルールを見直すことで、連携やサポート体制も強化されています。
未来の展望
ワオの開発チームリーダーである小林氏は、今後の展望として「問い合わせ対応の完全自動化」を語ります。AIを活用した新しいサービスを展開することで、顧客の負担を軽減しつつより質の高いサポートを提供することが目標だといいます。Backlogは、過去のデータを効率よく管理するための重要なツールとして、今後の成長に欠かせない要素となっています。
まとめ
業務の効率化と顧客サービスの向上を実現したワオ・コーポレーションの成功事例は、Backlogの機能を駆使したチームの連携がいかに重要であるかを示しています。今後、より多様化が進む労働環境において、どのようにチームメンバーが協力して成果を上げていくのか、その期待が高まります。これからも、ワオ・コーポレーションはBacklogを活用し、顧客に対する最高のサービスを提供していくことに注力していくでしょう。