移動支援の新ツール
2026-03-04 11:16:54

視覚障害者の移動を支える新たな道しるべ『歩導くんガイドウェイ』

視覚障害者の移動を支える新たな道しるべ『歩導くんガイドウェイ』



2026年2月7日と8日、東京・日本橋室町で、視覚障害者の移動を支えるための革新技術『歩導くんガイドウェイ』に関する実証実験が行われました。このプロジェクトには、錦城護謨株式会社を始めとする6社が参加し、視覚障害当事者11名が実際に高層ビル街を歩く体験を通じて、様々な歩行支援ツールの有効性を確認しました。

新たな移動支援技術



錦城護謨は、視覚障害者向けの歩行誘導マットやトイレ誘導ライン、仮設用歩行テープなど、複数の製品を提供しています。今回実証されたのは以下の3つのツールです。
  • - 『歩導くんガイドウェイ』: ゴム製の歩行誘導マットで、多様な床材への簡単な設置が可能。
  • - 『ガイドレット』: バリアフリートイレへの誘導ラインで、両面テープで簡単に設置できます。
  • - 『ココテープ』: 短い距離での誘導に使える仮設用歩行テープで、持ち運びが容易です。

これらの製品は、日本橋室町の三井タワー内で、エレベーター周辺や地下道などの複数の空間に応じた誘導サポートを実施し、実際に視覚障害者の方々が歩行してその効果を体感しました。

社会インフラへのライトアップ



このプロジェクトは、トヨタ・モビリティ基金の「Mobility for ALL」というビジョンの下に企画され、三井不動産が協力して、充実した実証環境を整えました。実際に製品を使用した当事者からは、以下のような声が寄せられました。
  • - 「以前より製品がめくれにくくなり、白杖で捉えやすくなった」
  • - 「点字ブロックと併用したいが、歩きやすさが向上したと感じる」
  • - 「設置が簡単で、職場や病院にお願いしやすい」

一方で、「従来の点字ブロックに慣れているため、なじむまでに時間がかかる」といった意見もあり、今後の改善点も見えてきました。

新たな挑戦と未来への展望



近年、デジタル技術を活用した歩行支援の開発も進んでおり、移動を支える環境は急速に進化しています。それに対して『歩導くんガイドウェイ』は、デジタル案内を補完しつつ、誰でも利用できる確実な指標として機能します。このようにして、すべての人が安心して移動できる環境作りを目指しています。

今後、錦城護謨は、視覚障害者支援をさらに広げ、障害者差別解消法に基づく「合理的配慮」を普遍的な社会インフラとして根付かせる取り組みを続けていきます。これからの進展から目が離せません。

実績と受賞



『歩導くんガイドウェイ』は、公共施設や病院、オフィスビルなど、国内で1200以上の導入実績があり、iF DESIGN AWARDやGerman Design Awardsなど、数多くのデザイン賞を受賞しています。今後も障害者向け製品を積極的に開発し、移動のアクセシビリティを高めていく予定です。

会社について



錦城護謨株式会社は、1936年に創業し、現在は社内で視覚障害者用歩行誘導マットの開発に力を入れています。事業の多様化により、技術力を活かして様々な分野で働きかけています。最近では、2025年の大阪・関西万博の関連事業にも参画し、社会貢献に取り組んでいます。


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