「ゆっくり選べる葬儀便」とは
最近、葬儀に対する後悔の声が多く寄せられています。特に、遺族が感じる後悔の第一位は「費用」に関するもので、「予算を超えてしまった」「不透明なまま話が進んでしまった」「十分に比較検討する時間がなかった」などといった具体的な声が聞かれます。この背景には、亡くなられた方の遺体を病院から速やかに搬送する必要があるという日本の慣習が大きく影響していると言えるでしょう。
従来、葬儀社がこの搬送を請け負うことで、自然とその葬儀社に依頼をしてしまうことが多いのです。しかし、近年の葬祭業界では人手不足が叫ばれ、特に搬送作業における人材不足が問題視されています。
このような状況を踏まえ、株式会社MIROKUは「ゆっくり選べる葬儀便」を展開しています。このサービスでは、ご遺体を病院などの亡くなられた場所から自宅や安置施設へと搬送し、適切な環境で安置することに特化しています。これにより、遺族は葬儀社の選定にじっくり時間をかけられるようになっています。
長引く火葬待ちの現実
特に首都圏においては、火葬の待機時間が長くなる傾向が見受けられます。亡くなられたかたから火葬が行われるまでに数日から1週間以上かかることも少なくなく、そのために葬儀を急がなければならないという不安が増しています。しかし、MIROKUのサービスによって、安置の際には適切な条件を持ってご遺体を丁寧に預かることが可能です。この待機期間を遺族が葬儀の準備に役立てることができるのです。
株式会社MIROKUの展望
MIROKUは、群馬県高崎市の「竜華の樹」で確立した手法を全国に広めるために設立されました。同社は2020年から既にこの搬送と安置の業務を行っていますが、この度、全国展開を目指しフランチャイズ制度を導入しました。これにより、各地域でも「ゆっくり選べる葬儀便」が利用できる環境が整うことになります。
私たちは、葬儀を選ぶ際に後悔のない時間を提供し、遺族の思いを大切にしながら丁寧なサポートを行っていくつもりです。当社は、これからの葬送のあり方を真剣に見つめ、常に改善を重ねていく所存です。
この新しいサービスを通じて、多くのご遺族が本当に望む葬儀を選択できるようサポートし、納得できるお別れの時間を過ごしていただけるよう尽力してまいります。また、私たちのサービスが多くの人々の心の助けとなることを願っています。