2025年冬の新しい味、遊佐の丸もち500gが登場
山形県の庄内地域から、ついに伝統的な製法で作られた「遊佐の丸もち500g」が2025年冬に発売されます。生活クラブが取扱いを開始するこの製品は、厳選された山形県産のもち米「でわのもち」を使用し、手間暇かけて杵と臼でついた一品です。その食感は、コシが強く、なめらかで、何度でも食べたくなる魅力を秘めています。
こだわりの原料、でわのもち
「でわのもち」は、山形県庄内地域でしかほとんど作られていない希少なもち米です。この米はコシが強く、きめ細かい食感が特長で、非常に甘みのある上品な風味が魅力です。製品に使われるもち米は、完全に蒸した後、伝統的な杵と臼を使ってしっかりとつくことで、もちの特性を最大限に引き出しています。
ひとつひとつ、平らに形成された直径約5cmの丸もちが約15個入った500gのバッグは、昔ながらの食文化を思い起こさせます。特に庄内地域では、丸もちが古くから愛され続けてきました。お正月の準備や日常の食卓で、温かいおもちを囲む風景は、その地域ならではの文化なのです。
歴史に根付く丸もち文化
丸もちの文化は、江戸時代から庄内地域に存在していました。北前船の影響で西の文化が入り込み、やがて丸もちが根付いたと言われています。しかし、近年では生産者の高齢化や工場の老朽化により、製造が困難な状況となっていました。そんな中、生活クラブと提携生産者たちは、「この文化を絶やさないために」との思いから、新たに株式会社鳥海風土を設立し、丸もちの製造を継続することに成功しました。
新たな餅加工会社では、地域の人たちが実際に手掛けることで、地元の伝統を守りながら次世代へとつなげていく努力が続けられています。廃校を活用した加工場で、地元に住む方々が中心となり、地域の食文化を支えています。
健康的な食卓を実現
「遊佐の丸もち500g」は、焼きもち、煮物、電子レンジでの調理など、お好みの方法で楽しむことができます。忙しい日常の中でも、手軽に美味しいおもちを味わえるのが嬉しいポイントです。お正月や特別な日のためだけでなく、日常の食卓にもぴったりな一品であることを心からおすすめします。
2025年には、首都圏の生活クラブ店舗・デポーでも「ゆざのチビちゃん丸もち」を販売予定。これにより、東京で庄内の味を気軽に楽しめる機会が増えます。
まとめ
新たに登場する「遊佐の丸もち500g」は、ただの食べ物ではなく、地域の歴史と文化を体現する一品です。山形県庄内地域の美味しいもちを、ぜひ一度召し上がってみてはいかがでしょうか。この新しい丸もちが、皆様の食卓を豊かに彩ってくれることでしょう。