ビオトープの生態系
2026-07-08 12:58:03

ビオトープが育む豊かな生態系とその調査活動について

ビオトープが育む豊かな生態系



つくば市の田んぼに造成された手作りのビオトープで、最近、生きもの調査が実施されました。パルシステム生活協同組合の職員による「ビオトープ見守り隊」が中心となり、今年2回目の調査が行われた結果、前回の調査から8種増え、26種類の昆虫や魚が見つかりました。この取り組みは、化学合成肥料や農薬を使用しない田んぼの生物多様性を確認するためのものです。

手作りビオトープの成り立ち



このビオトープは、パルシステムの職員が2025年3月に重機を使って土を掘り起こし、田んぼから水を引き込んで作り上げたものです。稲が成長する中、ビオトープには様々な生物が集まり、その様子を定期的に記録しています。調査はNPO法人との協力のもとで行われ、今回の実施では職員やその家族も参加し、楽しみながら生態系の調査を行いました。

調査結果の多様性



調査ではイトミミズやユスリカの幼虫、さらにギンブナや外来種であるブラックバスの幼魚、多種多様なエビ類も確認されました。水生昆虫やカエルも数多く生息しており、この時期にはトンボも姿を見せています。特に、農作業を行っていたメンバーがビオトープにカルガモが飛来しているのを目にし、豊かな生態系の成り立ちを実感しました。

初回調査からの進展



また、5月末に実施された初回調査では、外来種を含む18種の生物が確認され、その中にはサカマキガイやアメリカザリガニも含まれていました。これらは化学農薬に影響されやすい生物であるため、ビオトープがいかに環境に優しいかを示しています。化学合成肥料を使わないことで、土壌の過度な富栄養化が抑えられ、多様な生物が共存できる環境が保たれています。

生態系の食物連鎖



ビオトープ内では、生物たちの食物連鎖がしっかりと構築されていることが確認されました。イトミミズやユスリカは有機物を分解し、その過程で生物たちの餌となっています。この環境が、ゲンゴロウやオタマジャクシなど、多様な生物の生息地として機能している点が特に印象的です。また、用水路のつながりによって、生物たちの生息空間が広がり、より豊かな生態系が形成されています。

環境保全の意義



「ビオトープ見守り隊」は、職員自身が持続可能な農業の意義を実感し、地域の環境保全に貢献することを目指しています。パルシステムは、農薬に頼らない環境保全型農業を推進しており、多様な職員がその取り組みに参加することで、環境保全活動を広げています。今後も職員、利用者と共に、持続可能な農業の実現を目指していきます。

この活動を通じて、地域社会における環境意識の向上と、生物多様性の保全が進むことを期待しています。


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