キヤノンS&S、新シリーズ「まかせてIT BX」で中小企業を支援
2025年6月27日、キヤノンシステムアンドサポート株式会社(通称:キヤノンS&S)が中小企業のサステナブルな経営を支援する新シリーズ「まかせてIT BX」をリリースします。この新しいサービスは、企業の持続的成長に関わる様々な課題を解決し、企業価値の向上と競争力の強化に寄与することを目的としています。
近年、中小企業の経営者たちは、高度化し複雑化する経営課題に直面しています。急速なデジタル化やDX(デジタル・トランスフォーメーション)への適応、さらには人手不足やサプライチェーンリスクといった多くの問題が山積しています。また、環境経営やコーポレートガバナンス(企業統治)を強化し、地域社会への貢献が企業に求められる時代に突入しています。これらの課題に対して、中小企業は必要な専門的知識や人材不足から十分な対応が難しい状況にあるのが現実です。
キヤノンS&Sは、これまでに中小企業のDX推進のために、多くの企業へITの投資計画の策定から機器の選定、導入、運用、保守、さらには教育まで幅広く支援してきました。モットーである「ユーザーに身近なソリューションを提供する」を元に蓄積された専門知識をもとに、新たな「まかせてIT BXシリーズ」を打ち出したのです。このBXシリーズは、中小企業が資源を最適に使い、持続可能な経営を実現するために、環境経営の強化やIT投資計画、さらには人材育成プログラムに特化したサービスを提供します。
特に新たな取り組みとして、生成AIを活用した業務の効率化を支援する「生成AI時代の人材育成研修」と、企業における脱炭素経営を促進する「CO2排出量算定支援サービス」が登場します。この2つのサービスは、これからの企業経営における重要な要素となるでしょう。
生成AI時代の人材育成研修
この研修は、生成AIの進化を業務に取り入れ、効率化を図るための内容が盛り込まれています。単にツールの使い方を学ぶのではなく、実際の業務課題を生成AIで解決する方法を理解し、問題解決へのクリティカルな思考を育成します。このトレーニングを通じて、将来的に業務を自動化し、より効率的に業務を進めることができる「自立型人材」を育成する流れが形成されるのです。
脱炭素経営支援サービス
サステナビリティが求められる現代において、企業のCO2排出量の算定と可視化は不可欠です。しかし、多くの中小企業はこのタスクに向き合うための人材を欠いています。このCO2排出量算定支援サービスは、自社での排出量の推計から可視化まで、実行可能なステップを提供します。これにより、持続可能なビジネスモデルを構築し、取引先からの信頼を獲得できる環境を整えます。
今後もキヤノンS&Sは、中小企業の経営課題に寄り添い、サステナブルな経営実現を支援するプロフェッショナルなパートナーとして、企業価値の向上と競争力の強化に貢献し続けることでしょう。新しい「まかせてIT BXシリーズ」を通じて、企業が直面する環境への適応がより容易になり、中小企業の未来が明るいものになることを期待しています。