持続可能なカカオ
2025-10-03 14:24:27

明治が推進する持続可能なカカオ生産の取り組み

持続可能なカカオ生産を目指す明治の挑戦



株式会社明治は、「カカオ・サポート基金」を設立し、持続可能なカカオ生産を実現するための取り組みを進めています。近年、世界的にカカオの需要が増加する中、特にブラジルやベネズエラのカカオ農家は、児童労働や森林破壊といった深刻な社会問題に直面しています。明治は、チョコレートの主要原料であるカカオに対する責任を感じ、積極的に支援活動を展開しています。

「カカオ・サポート基金」とは



「カカオ・サポート基金」は、明治の社員が参加する社内募金型のプロジェクトです。2023年12月には事業活動の第2回が実施され、371名の社員が参加し、921,900円が寄付されました。この資金をもとに、ブラジルのカカオ農家には1,590本、ベネズエラの農家には6,300本のカカオ苗木が寄贈されました。各国の農家に寄贈された苗木は、優れた香味や生産性を持つ選抜品種から育てたもので、土壌に恵まれた環境で成長しています。

具体的な寄贈内容と期待される成果



寄贈された苗木は、ブラジルの農家には香味・生産性・耐病性に優れた接ぎ木苗木が、ベネズエラの農家には種子から直接育てた苗木が提供されました。これらの苗木は、すでに順調に生育しており、2~3年後には初めての収穫が期待されています。第1回の寄贈後の現地の様子も報告されており、成長が明らかに見て取れる状況です。

明治は、今後も支援活動を継続し、「カカオ・サポート基金」のさらなる発展を計画しています。

社会課題への取り組みと「メイジ・カカオ・サポート」



明治が取り組んでいる「メイジ・カカオ・サポート」は、2006年から始まった独自のカカオ農家支援活動です。社員が現地の農家と対話し、栽培方法や病害虫管理の勉強会を実施するなど、現地に寄り添った支援を行っています。また、井戸の整備や教育支援も行い、地域全体の生活の質を向上させてきました。

新たな価値を創造する「ひらけ、カカオ。」



2022年に開始された「ひらけ、カカオ。」プロジェクトでは、カカオの新しい可能性を模索しています。明治は、カカオの経済価値を向上させるために、従来のチョコレートとは異なるカカオを活用した製品開発に取り組んでいます。2023年6月には新ブランド「CACAO STYLE」を立ち上げ、様々な商品化を試みています。また、2024年には「meiji COCOA BEauty Project」を開始し、美容成分としてのカカオの価値を広める予定です。

未来への貢献



明治は、持続可能なカカオ豆の生産を実現するために、今後も責任ある原材料の調達を推進し、カカオ豆の生産環境を改善していく所存です。これからも地域に寄り添った支援を行い、持続可能な未来を築くために努力し続けます。具体的な活動については、ぜひ明治の公式サイトをご覧ください。

明治のサステナビリティ活動の詳細

ひらけ、カカオ。プロジェクトについて


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