墨田区コミュニティ
2025-12-25 12:24:34

墨田区の賃貸レジデンスで実施される地域共育プロジェクトの全貌

墨田区の新たな地域コミュニティ形成に向けた取組み



東京都墨田区に位置する賃貸レジデンスで、地域共育プロジェクトが始まる。このプロジェクトは、東急不動産株式会社、国立大学法人千葉大学、そしてリノベる株式会社の連携により、食育を中心とした地域交流の場を提供するものだ。

プロジェクトの目的と背景


地域の絆が薄れつつある現代、墨田区でも核家族や共働き世帯の増加によって、住民同士の交流が難しくなっている。そこで、食や植物を通じて地域住民がつながれる機会を作り、孤食や孤立を防ぎ、災害時の支え合い、さらには多世代の交流を促進することが目的だ。この取り組みは、持続可能な地域コミュニティの形成にも寄与する。

施設のリノベーションと新たなコミュニティ拠点「GardEN」


プロジェクトのスタート地点とされるのが、築30年の賃貸レジデンス。この施設は、リノベる株式会社が手掛けるリノベーションによって、全32戸の住居に生まれ変わる。特に注目すべきは、共用部分に設置される「街中植物工場」だ。

「GardEN」と名付けられたこのコミュニティ拠点は、千葉大学driの協力を得て設計されている。入居者や地域住民が集い、植物を「見る・育てる・食べる」体験ができる可動式スペースとして用意され、世代や国籍を超えた交流を促進する場所となる。

植物工場での体験と季節ごとのイベント


このプロジェクトの魅力の一つは、レタスやハーブなどの栽培体験ができる点だ。共用部分に千葉大学driがデザインした「街中植物工場」が設置され、入居者や地域の人々が協力して野菜を育てる活動が行われる。また、定期的に「レタス会」が開催され、収穫と試食を楽しむイベントも企画されている。これにより、実際に自ら育てた野菜を食べる喜びを体感できるだけでなく、住民同士のつながりも深まるだろう。

こども食堂とのコラボレーション


さらに「GardEN」では、地域の子どもたちを対象にした「こども食堂」が月1回開催されている。このイベントは、地域ボランティアが運営するもので、多様な家庭形態を持つ親子や地域住民が参加しやすい環境作りを目指している。食事を通じて自然な形で交流を深めることができ、将来的には多世代間のコミュニケーションの場としても機能することが期待されている。

SDGsを意識した子育て向けのリノベーション


新しい賃貸レジデンスは、子どもたちの成長を支えることを意識した設計が施されている。広々とした玄関土間や、くつろぎと遊び場が一体になったスペースが特徴で、またアップサイクル素材を使用することでSDGsへの配慮もなされている。

今後の展開とスケジュール


この共同研究は、地域全体での食育とコミュニティ形成を目指し、2025年には本格的な活動が開始される予定だ。竣工は2025年10月、以降は定期的な食イベントと栽培活動が継続的に行われる。プロジェクトのスローガンは「暮らしの隣に、縁の庭」。これにより、地域の持続可能な社会を築く新しい形が見えてくるだろう。

このように、墨田区での新たな取り組みは、単なる居住空間の提供に留まらず、居住者と地域全体が一体となったコミュニティの形成を目指している。今後の進展に期待したい。


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