新興企業の連絡手段が変わる時代、電話番号非公開の波が広がる

新興企業のコンタクト手段の新潮流

近年、営業支援ツール「FutureSearch」を用いた調査により、新興企業の連絡手段が大きく変化していることが分かりました。調査は、日本国内の5,000社の企業サイトから、電話番号やFAX番号、お問い合わせフォーム、メールアドレスなどの情報を集め、分析したものです。

1. 明らかになった連絡手段の変化

この調査の結果、特に注目すべきは新しく設立された企業における電話番号・FAX番号の掲載率の低下です。1999年以前に設立された企業と比較すると、2021年以降の企業では、電話番号の掲載率が28ポイント、FAX番号は52ポイントも低下しています。具体的な数値を見てみましょう。

設立年	電話番号掲載率	FAX番号掲載率
-	-	---
〜1999年	92%	83%
2000〜2009年	89%	71%
2010〜2015年	83%	61%
2016〜2020年	75%	46%
2021〜2025年	64%	31%

同様に、設立年別のお問い合わせフォームの設置率は、1980年代や1990年代には高水準を維持していましたが、2021年以降も80%以上と高い設置率を保っています。一方、メールアドレスの掲載率は年々低下傾向にあり、特に新設の企業においては、26%程度にとどまっています。

設立年	お問い合わせフォーム	メールアドレス
-	-	---
〜1999年	85%	33%
2000〜2009年	85%	32%
2010〜2015年	87%	31%
2016〜2020年	87%	27%
2021〜2025年	81%	26%

2. 営業手法の変革とデジタル化の影響

これらのデータから考えられるのは、従来の営業手法が抱える限界です。新興企業の約36%は、自社の電話番号を公開しておらず、特に電話営業の効果が薄れていることが伺えます。また、企業がデジタルコンタクト手段を重視するようになった結果、メールよりも自社のペースで対応可能なお問い合わせフォームが選ばれている傾向が強いこともうかがえます。

3. フォーム営業の重要性

このトレンドは、BtoB営業に新たな潮流をもたらしています。調査結果から、安定して高い設置率を誇るお問い合わせフォームは、営業活動において最も効果的な手法の一つとして位置づけられています。フォームの活用は、機械的なアプローチに依存するのではなく、人手を介した高い成功率を誇る方法です。

4. 営業支援ツール「FutureSearch」の提案

このような変化に対応するため、営業支援ツール「FutureSearch」では、企業に最適化されたアプローチを提供しています。約110万社の企業データベースを元にした営業リストの作成が可能で、特にフォーム営業に強みを持っています。実際に、お願いした営業リストへのアプローチ成功率は50%から60%に達します。フォームの設置率が高いことから、効果的にターゲットにアプローチできる仕組みが整っているのです。