ペットの防災対策に関する実態調査
ペットと暮らす人々の中で、愛犬や愛猫に対してどの程度の防災対策がなされているのか、ペットメディカルサポート株式会社が実施した調査結果を基に考察します。全国の犬や猫の飼い主を対象に、これらの防災対策の実態や現在の課題について明らかになった点を詳述します。
調査結果の概要
この調査では、1日間で全国の犬や猫の飼い主1,775名に対し、インターネットリサーチを実施し、有効回答数393名を得ました。その中で、愛犬・愛猫の防災対策が不十分な理由や、どのような備蓄品が準備されているのか、避難時の不安などが浮き彫りになっています。
防災対策ができていない飼い主の割合
調査の結果、犬の飼い主の55.9%、猫の飼い主の61.1%が、防災対策ができていないと回答しています。これは、明らかにペットを守るための準備ができていない状況を示しており、特に猫の飼い主においてその割合が高くなっています。その背景には、何を準備すれば良いのか分からないという声が多く寄せられました。
備えているものとは
飼い主達が実際に備えているものとしては、犬では81.4%、猫では87.2%がフードや飲み水と答えました。また、犬の場合、71.0%がトイレ用品、猫の場合は80.5%がキャリーバッグ・ケージを備えている結果となりました。特に猫は移動用具への備えが高いことが浮き彫りになりました。
防災対策ができない理由
犬の飼い主の44.0%、猫の飼い主の63.3%が「何を準備すればよいかわからない」と回答しています。このことは、実際に防災対策を実施する上での大きな障壁であることが分かります。また、犬では38.0%が必要性を感じながらも後回しにしているという点も見逃せません。
避難時の不安ポイント
避難時にどんなことに不安を感じているのかという質問では、犬の飼い主の39.5%が「避難所で一緒に過ごせるか」と回答し、猫の飼い主では41.9%が「愛猫のストレスや体調」を一番心配しているとのことでした。これは、犬と猫で不安のポイントが異なることを示しており、それぞれに特有の配慮が必要です。
知りたい情報は何か
犬では65.1%、猫では63.6%が「ペットを連れた避難方法や避難所での受け入れに関する情報」を知りたいと答えています。このことから、飼い主たちは具体的な行動をとるための情報を求めていることが確認できました。
まとめ
今回の調査から、ペットとの生活を災害から守るためには、日常からの備えが重要であることが分かります。ペットの種類や年齢、その環境によって必要な備えが異なるため、定期的に備蓄品を見直すことが求められます。また、家庭内での避難方法の確認や、信頼できる情報源を持つことで、いざというときの落ち着いた行動につなげることができるでしょう。
健康を維持し、災害時にも安心して愛犬・愛猫と過ごすためにも、日常からの健康管理を怠らないよう心掛けましょう。
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