サンシャイン防災研修
2026-09-01 15:34:53

サンシャインシティで学ぶ、誰も取り残さない防災の重要性とは

新たな防災の視点: 誰も取り残さないために



8月31日、東京・池袋のサンシャインシティにおいて、公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンターが主催する「DEI視点の防災研修」が開催されました。この研修は近年の災害を受けて、誰もが安心して生活できる施設を作るための重要な一歩となります。

DEIとは?



DEIは「Diversity(多様性)」「Equity(公正)」「Inclusion(包摂)」の略です。この視点から見ると、社会のさまざまな状況において、特に災害時においても誰一人として取り残さないという重要性が浮かび上がります。サンシャインシティという大型複合施設には年間3000万人以上が訪れ、その多様な訪問者に適した防災の取り組みが必要です。この研修では、実際に障害を持つ方々の視点からの意見が重要視されました。

研修の内容



研修は、「あすチャレ!Academy 防災編」というプログラムを基に行われ、参加者はサンシャインシティの各施設で働くスタッフを中心に27名が集まりました。講師は、実際に阪神・淡路大震災を経験したパラパワーリフティングの選手で、車いすユーザーの山本恵理さんです。山本さんは、自らの経験を交えながら、災害から100時間というシナリオを基にグループワークを進め、安全な避難生活の手続きや課題について考える機会を提供しました。

グループワークでの気づき



参加者は、実際の施設において排泄に関する問題や、トイレの配置について具体的な意見を交わしました。サンシャイン60展望台の近野さんは、優先トイレが1つあるだけで十分だとは思わないことの大切さに気づきました。「一般のトイレについても適切なサポートや工夫が必要だ」と語る彼は、被災した際に困難な状況に直面するかもしれないという現実を受け止めました。

他にもアール・エス・シーの玉田さんは、自分の聴覚に関する問題の理解不足から、より適切な周知法を学びました。また、食事の備蓄の重要性も指摘され、各拠点での食品管理の意識が高まりました。

研修の進行と今後



評価を受けた久保木さんは、今後、参加者が学んだ知識を現場に持ち帰り、実際の防災計画に活かす姿勢を忘れずにいたいと語っています。関わった全員がその意識を共有することで、より堅実な防災対応ができるでしょう。

講師の思い



山本恵理さんは、研修を通じて「生き残る選択肢をすべての人に」という目標を共有し、障害を持つ人々の視点からも考える防災が必要であると力説しました。このようなプログラムが今後も拡大し、多くの方々の意識向上に寄与することが期待されます。

あすチャレ!Academyとは



「あすチャレ!Academy」は、全ての人がつながり支え合う防災のあり方を模索する研修プログラムで、今後も多くの企業や団体に提供されることでしょう。高齢者や妊婦、訪日外国人など、様々な立場の方々が安心して生活できる社会を作るため、私たち一人一人の意識が重要です。これからの防災研修が、困難な時代においても多くの人々を助ける一助となることを願います。


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