再春館製薬所、創業100周年に向けた新たな挑戦
株式会社再春館製薬所は、熊本県に本社を置く「漢方の製薬会社」として、今年2032年の創業100周年を目指し、新たな指針となるメッセージ「ポジティブエイジカンパニー宣言」を発表しました。この宣言は、「明日が楽しみと思える毎日をつくりたい」という企業の意志を表明するもので、その内容は単なる目標にとどまらず、複数のステークホルダーに向けた持続可能なソリューション提案と理解されています。
創業の原点に立ち返る
再春館製薬所は1932年に設立され、創業以来、漢方理念に基づいた製品開発を行ってきました。特に主力商品「ドモホルンリンクル」は、通常の化粧品や医薬品とは一線を画した「漢方発想スキンケア」として高い評価を受けています。この独自のアプローチは、肌本来の力を引き出すことを目的にしており、年齢や性別を問わず広く受け入れられています。
また、最近では生薬100%の薬用入浴剤「養生薬湯」やフリーズドライの薬膳スープ粥「体においしい薬膳スープ粥」など、新しい商品も次々と登場し、多様なライフスタイルを支える製品として雑誌でも高評価を得ています。これらは再春館製薬所の「自己回復力」を重視した製品開発の一環でもあります。
新たな「ポジティブエイジカンパニー」とは
再春館製薬所が新たに打ち出した「ポジティブエイジカンパニー宣言」は、複数の事業領域において4つの「明日」を提案し、その実現を目指します。
1.
負のない明日: 加齢による心身の悩みに寄り添い、健康寿命を延ばす商品やサービスを通じた支援。
2.
健全な明日: 食や入浴といった日常生活の中で、健全なリズムを取り戻すための提案。
3.
自信のある明日: 美容や健康により、人々の自信を育むサポートを行う。
4.
心豊かな明日: 新しい価値観や経験を提供し、生活の豊かさを追求する事業。
これらの取り組みは、再春館製薬所が長年培ってきた漢方の知恵を基にしており、社会全体に有意義な変化をもたらすことを目指しています。
今後の展開と取り組みの具体化
「ポジティブエイジカンパニー」としての第一歩として、再春館製薬所は、2025年に野外イベント「ドモホルンリンクル ファンフェスタ」を開催します。このイベントは、これまでの支持に感謝を示し、さらに良い共創の未来を展望する場として企画されています。また、健康寿命を延ばすための新ブランド「ポジティブリズム」を立ち上げて、日々のライフスタイルに役立つ商品群を展開する計画も進行中です。
さらに、同社は「再春館共創ラボラトリー」という新たな研究機関を設立し、社会に必要な新しい価値を創造するため、外部企業との連携を強化していきます。
伝えたい思いと社会への挑戦
再春館製薬所は、創業100周年を迎えるにあたり、自己の成長だけでなく、顧客や地域社会、さらには地球との関係を深めることに重きを置いています。ポジティブエイジカンパニー宣言は、ただの宣言に終わらず、実際に行動に移すことで、より多くの人々が明日を楽しみに思えるような社会づくりに寄与していくことを目指しています。これからの再春館製薬所から目が離せません。