かほく市立高松中学校に導入された新AI教材「MiraPASS」
石川県かほく市に位置する高松中学校で、革新的なAI教材「MiraPASS」が導入されました。この教材は、探究学習やキャリア教育を強化し、生徒の主体性を育むことを目的としています。ミラッソ株式会社によって開発されたこのツールは、現役の起業家による映像教材とAIによる対話型ワークを組み合わせており、教育現場の新たな可能性を引き出します。
 背景と課題解決のアプローチ
新学習指導要領のもと、多くの教育機関が「探究的な学び」を重視しています。しかし、実際の現場では「生徒が自分の興味に合ったテーマを見つけられない」という声や、「探究の進め方がわからない」といった課題が浮上しています。また、これらの問題に対して教員が個別指導を行う際の負担も無視できません。
高松中学校の1年学年主任、上谷由喜先生は、「MiraPASS」を通じて教員が把握しにくい社会ニーズを知ることができ、授業づくりに役立つ情報を得られると語ります。AIチャット機能「みらいワーク」が個別の生徒に寄り添い、思考を促進するサポートを行います。このように、教員の負担を軽減しながら質の高い探究学習を実現できるのです。
 「MiraPASS」の特徴
 1. 多様な起業家によるリアルな映像コンテンツ
「MiraPASS」は、新規事業開発やマーケティングの専門家が実体験を基に構成された映像コンテンツを提供します。これにより、生徒はビジネスや社会課題の解決についてリアルな視点を得ることができます。
 2. AIによる思考のパートナー
AIチャット「みらいワーク」は、生徒一人ひとりに寄り添いながら質問を投げかけ、彼らの思考を広げる手助けをします。例えば、「好きなことは何か?」「なぜそれに興味があるのか?」などの問いを通じて、自分だけの探究テーマを具体化することが可能です。
 3. 教員の負担を軽減
授業準備はパソコンとインターネット環境があれば整うため、教員は高度な専門知識なくとも質の高い授業を提供できます。これにより、教員はより深い指導や進捗管理に集中できるようになります。
 授業の実際の様子
導入された高松中学校の教室では、生徒たちが一台一台のPCに向かって映像を視聴する姿が見られます。AIとの対話セッションでは、真剣な表情で自分の考えを打ち込む生徒たちの姿が印象的でした。ある生徒は自分の「昆虫が好き」という思いから、AIによって新たな課題解決の視点に導かれ、ひらめきの瞬間を経験しました。
 モニター校の募集
ミラッソは、「MiraPASS」のコンテンツ制作やプロモーションに協力するモニター校を引き続き募集中です。モニター校としての導入は無料なので、魅力的な機会です。
 今後の展望
高松中学校での導入をモデルとし、今後は全国の教育機関へ「MiraPASS」を広める予定です。すべての子どもが自分の可能性を発見し、未来にワクワクできる教育環境を整えることを目指します。AIを取り入れることで、教育の新たな形を創造していく意義深い取り組みに期待が寄せられています。
 ミラッソ株式会社について
ミラッソは、心に火を灯す教育体験を提供することをミッションに、さまざまなプログラムを展開しています。起業家講師を招聘し、キャリア体験やアントレプレナーシップについて学ぶ機会を提供しており、今後も教育界における革新を追求していきます。
 
 
 
 
 
 
