目黒礼子の個展『Yin Yang』が日本橋で開催
3月14日(金)から、日本橋のREIJINSHA GALLERYにて画家・目黒礼子による個展『Yin Yang』が始まります。今回の展示は目黒の通算6度目となり、彼女の独自の視点から展開される死生観をテーマにした作品が期待されています。
目黒礼子の作風は、骸骨を主なモチーフとしながらも、一般に持たれる不気味さとは一線を画し、どこか温かみのある描写が特徴です。彼女の作品に触れることで、死が終わりではなく次の世界への始まりであるという新たな認識を得ることができるでしょう。
展示作品
本展では、骸骨シリーズに加え、陰陽シリーズや昆虫、花、果実といった幅広いテーマの作品が並びます。特に印象的なのは、満足げに微笑む骸骨たち。これらの作品は、私たちに対して生命の継続性や美しさをも教えてくれます。また、設備や技術が進化した現代において、一つの存在が永続的に残り得ることを表現したいという目黒の思いも込められています。
特に本展では、2021年の大菊シリーズや、著書の『ツミデミック』の装丁デザインの作品も展示されます。全体で約30点の作品が一堂に会し、訪れる方々に心に響くメッセージを届けることを目指しています。
目黒の思い
目黒は、「死は終わりではなく、次の世界への始まり」と考えています。彼女の肉体は時間と共に滅びるかもしれませんが、彼女の作品は物体として永続的に存在し、感情や思いを伝え続けます。そのため、骸骨や昆虫、瞬間の美しさを称える花々は、単なる死の象徴ではなく、「次の世界の始まり」を感じさせるものなのです。
個展の詳細
- - 会期:2025年3月14日(金)〜3月28日(金)
- - 開館時間:12:00 - 19:00(最終日は17:00まで)
- - 休館日:日曜、月曜(3月20日は開館)
- - 会場:REIJINSHA GALLERY
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-4-6ニューカワイビル1F
TEL:03-5255-3030
MAIL:gallery@reijinsha.com
HP:
REIJINSHA GALLERY Official
この個展は、アートを通じて新たな視点を提供し、来場者に深く考えさせる貴重な機会となることでしょう。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。