地域デザインファクトリー神戸が贈る新たなブランドバッグ
神戸市では、地域の課題を解決する取り組み「地域デザインファクトリー神戸」が進行中。その一環として、地元クリエイターたちが参加し、新たに制作した贈答用バッグ「SAKE from KOBE」が完成しました。このバッグは、神戸市が誇る日本酒のブランド価値向上を目的としており、贈呈式が2025年2月4日(火)に神戸市役所で行われます。また、このプロジェクトは株式会社クリエイターズマッチが主催しており、地域社会への貢献活動「Rethink PROJECT」にも協賛されています。
バッグ「SAKE from KOBE」の制作背景
「地域デザインファクトリー神戸」のテーマは、「灘・神戸の酒のブランド価値向上」です。日本国内でも特に評価が高い灘五郷の日本酒を、海外市場に向けてアピールするためのクリエイティブなアイディアが求められました。地元のクリエイター4名は協力し、「Rethink(=視点を変えて考える)」精神をもって、このバッグを制作しました。
バッグのデザインには、灘の歴史を重視した「灘の歴史をRethink」というコンセプトが込められています。これにより、灘・神戸の酒がいかにして江戸まで運ばれ、大きな発展を遂げたかをストーリーとして視覚化しました。特に、4面のイラストが一つにつながる迫力あるデザインが特徴です。また、日本的な美しさや力強さを追求し、贈る側も受け取る側も心が踊る作品に仕上がっています。
贈呈式の詳細
贈呈式は、神戸市役所1号館の14階大会議室で開催され、地元クリエイターや神戸市の久元市長などが参加する予定です。このバッグは、海外の賓客への贈呈としての利用も考えられており、神戸の文化や伝統を伝える重要なアイテムとなるでしょう。
参加したクリエイターの紹介
このプロジェクトに参加したクリエイターには以下の方々がいます。
- - 江藤 洋平さん(デザイナー): 神戸市内で活動しており、デザインとシステムの融合を目指しています。
- - 古本 晃靖さん(コピーライター/クリエイティブディレクター): 地元のプロモーションツール制作を手掛け、地域活性化に取り組んでいます。
- - 岡本 篤さん(デザイナー): ファッションデザインを学び、愛着のある地域課題の解決に力を注いでいます。
- - 林 美樹さん(イラストレーター): フリーランスで活動し、子ども向けワークショップも開催しています。
地域課題解決に向けた今後の展望
「地域デザインファクトリー神戸」は2022年から展開しており、地域コミュニティの力を引き出すための活動を続けています。今後は、他の自治体との連携を深め、さらに多くの地域課題の解決に向けたコンペティションやセミナーを開催する予定です。
このプロジェクトを通じて、地域の産業を創造的に活用し、地元クリエイターたちによる「クリエイターの地産地消」を促進することが目指されています。神戸の文化と伝統を大切にしながら、未来へ向けた新たな取り組みが広がっています。地域の魅力をさらに高めるために、今後の動向に注目が集まります。