エレコムサポートがAI OCR『AnyForm OCR』を導入
近年、急速に進化するテクノロジーの中で、多くの企業が業務効率化を目指し、自動化の推進に取り組んでいます。そんな中、エレコムグループ内のエレコムサポート&サービス株式会社(ESSC)が、AI OCRソフト『AnyForm OCR』を導入した事例が注目を集めています。この導入は、受注業務の属人化を解消する大きな一歩となりました。
導入の背景
エレコムサポート&サービスは、2015年に設立され、パソコン周辺機器やスマートフォンアクセサリーのアフターサポートを担当しています。全国の取引先から毎日500〜700枚のFAX注文書を受信する中、書式が多様であるために入力処理が複雑でした。このため、新人スタッフには対応が難しく、停滞が生じていました。結果として、業務はベテランスタッフに集中し、属人化が進行。さらに、注文書だけでなくその他の書類も混在し、仕分け作業には多くの時間を要する状況でした。このボトルネックを解消するため、ESSCはOCR技術の導入を決定しました。
『AnyForm OCR』の選定理由
ESSCでは『AnyForm OCR』を選定した理由として以下のポイントを挙げています。まず、ノンプログラミングで帳票設計が可能なため、多様な書式に柔軟に対応できる点です。また、自動仕分け機能によって、注文書の判別や取引先ごとの分類が自動化されます。さらに、RPAとの連携が容易であり、人的介在を最小限に抑えた受注フローを構築できるところも大きな魅力でした。
導入後の効果
『AnyForm OCR』の導入によって、業務効率化が進みました。手入力の経験がないスタッフでも業務を行えるようになり、教育にかかるコストが大幅に削減されたのです。また、自動仕分け機能のおかげで仕分け作業にかかる工数が約2時間に短縮され、専任担当者を他の業務にシフトさせることもできました。さらに、OCRとRPAの連携により、入力作業の前後をほぼ自動化し、多くの時間を節約できています。
ESSCの今後の方針
ESSCの取引先対応チームグループリーダーである森田ゆか氏は、今回の導入に関して「人材確保が難しい中、限られたメンバーで業務を回すためには、自動化やDXが不可欠です。人が行う必要のない作業は仕組みに任せ、付加価値の高い業務に集中できる環境を整えたい」とコメントしています。また、社内ではDX推進部が設立され、今後もスピード感のある業務プロセスの構築と自動化の推進に力を入れていく方針です。
まとめ
エレコムサポート&サービス株式会社の『AnyForm OCR』導入によって、業務の属人化を解消し、業務フローを大幅に改善することができました。テクノロジーの導入は業務効率化を進める強力な手段であり、今後も多くの企業がこの流れに続くことでしょう。