幼児教育にSTEAMの新しい風を吹き込むプロジェクトの始動
株式会社MIRIDEは、今注目されている幼児向けSTEAM教育のプロジェクトを始めることを発表しました。このプロジェクトには、映画『ドラえもん のび太と空の理想郷』で科学考証を担当した川村康文氏と、幼児STEAM専門家の小林尚美氏が参画しており、非認知能力を育てるための実践モデルの構築を目指しています。
子どもの非認知能力が育まれる大切な時期
現代の教育において、「自ら考え、動く力」がますます重要視される中、探究心や自己肯定感といった非認知能力に注目が集まっています。研究によれば、これらの能力は5歳ごろまでに最も大きく育つとされており、幼少期に様々な体験を通じて「なんで?」「やってみたい!」と思う力を養うことが重要です。
幼児期は五感をフルに使いながら世界を「肌で」感じる大切な時期。この時期にこそ、STEAM教育による探究的な学びが必要です。世界的にSTEAM教育は注目されていますが、日本ではまだ多くの幼児に十分に届けられていないのが実情です。
「とうきょう すくわくプログラム」の始動
東京都では2024年度から、乳幼児向けに探究型の体験を提供する「とうきょう すくわくプログラム」を開始します。これに加え、国の教育方針では「令和の日本型教育」が掲げられ、新たな期待が高まっています。
MIRIDEは、この流れを受けて、STEAM教育を「特別」から「当たり前」へと進化させていくことを目指しています。日本中の幼児が平等にSTEAM教育を受けることができる社会を実現するため、東京都内を中心に複数の保育園で実践を行ってきました。
幼児教育の場での挑戦
「子どもたちが安心して探究できる場」を提供することが、強い学びの土台に繋がります。MIRIDEは、川村氏や小林氏の参画と共に、すべての子どもたちが「どうして?」や「やってみたい!」と感じる力を育むことに挑戦していきます。
今後、MIRIDEは全国的にこのプロジェクトを拡大し、共感してくれる教育機関や企業と連携を深めていく予定です。
参画者のコメント
花松孝太朗社長は、「私たちは、小さな会社にはですが、川村先生と小林先生の支持を受けて、新たな挑戦をスタートさせました。AIやテクノロジーが進化する時代に、子どもたちが自分の問いから学ぶ力を身につけるために、地域の保育士や保護者と共に学び合い、育てていくことが私たちの使命です」と語っています。
川村氏も「子どもたちの探究心を引き出すことが教育の鍵」と述べ、小林氏は「子どもたちが感じ、つかみ、言葉にすることが大切」と子ども観を表明しています。
MIRIDEが提供する新しい形のSTEAM教育が、日本中の幼児に恩恵をもたらすことを期待しています。今後の活動から目が離せません。