エイトノットの試験運航
2025-07-24 14:51:36

離島での新たな移動手段!エイトノットが自動航行船による試験運航を開始

離島での新たな移動手段!エイトノットが自動航行船による試験運航を開始



株式会社エイトノットが、広島県豊田郡大崎上島町で自動航行船による旅客輸送および商品宅配サービスの試験運航を実施することを発表しました。このプロジェクトは、当社の自律航行プラットフォーム『エイトノット AI CAPTAIN』を搭載した『スマート海上バス ゆき姫』を使用し、離島地域での交通手段の質を高めることを目的としています。

プロジェクトの概要



試験運航は、2025年7月25日から10月20日までの間に、曜日限定で実施されます。運航地域としては大崎上島町と竹原市が指定されています。利用者は、夜間便や早朝便を利用できるほか、生活協同組合ひろしまとの連携により、地域住民への物流サービスも行われます。この自動航行船は、自動で目的地へ航行し、障害物を回避しながら、離岸や着岸を行います。そのため、安全性が高まり、船員の作業負担が減少する利点があります。

地域住民の利便性向上



大崎上島町はフェリーの運航時間外には交通手段が限られ、移動が難しい地域です。この自動運航型の旅客・貨物輸送サービスは、地域住民にとって非常に重要な役割を果たします。利用者がより簡単に移動できることにより、地元の生活の質も向上する見込みです。また、生協(生活協同組合ひろしま)の宅配サービスを利用することで、離島の住民が必要な商品をより快適に入手できるようになります。

今年1月から3月にかけて実施された初回の試験運航では、利用者の約70%がサービスに満足しており、本格導入時にも約80%の利用意向が示されるなど高い評価を得ています。特に、二次離島である生野島への宅配サービスが好評で、全世帯が生協の組合員として利用し、運航期間中は毎配送日に注文があったそうです。

技術の進化と地域への貢献



エイトノットは、このプロジェクトを通じて自動航行船が離島地域の生活にどのような影響を与えるかを検証していきます。そして技術の更なる発展を目指し、自治体や民間企業と連携し、海上交通の効率化を進めていく方針です。また、持続可能な海上交通インフラを構築するための取り組みも行われます。

エイトノットについて



エイトノットは、小型船舶向けの自律航行技術を開発し、「海のDX」と「船舶のロボット化」を目指すスタートアップ企業です。自律航行プラットフォームの『エイトノット AI CAPTAIN』は、高性能センサーとAIを搭載し、周囲の状況を的確に把握しながら最適な航路を選択します。今後、国内外での展開を計画し、北米市場への進出も予定しています。

これからの海上輸送において、自動航行船が果たす役割はますます大きくなることでしょう。エイトノットがこのプロジェクトを通じて示す新たな可能性に、今後も注目が集まります。


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