ペット後見基金
2025-06-05 11:10:34

日本初!ペット後見基金が寄付受付を開始、人と動物の共生を目指す

日本初の「ペット後見基金」始動



特定非営利活動法人「人と動物の共生センター」が、日本初の「ペット後見基金」の遺贈寄付の受付を開始しました。この基金は、入院や予期しない死により、ペットの飼育が困難になることを避けるために設立されたものです。特に高齢者や独身者が抱える「愛するペットの将来」に寄り添い、安心できるサポートを提供することを目指しています。

背景にある課題


現代社会では、多様な家族構成が進み、ペットはもはや家族の一員とみなされています。実際、15歳以下の人間の子供よりも、ペットの数が多いという状況があるほどです。しかし、超高齢社会に突入した現在、高齢者が急に入院することや、突然亡くなることで愛するペットを手放さざるを得なくなるケースが増えています。このような問題に対処するために、「ペット後見基金」が設けられました。

保護団体はペットを救う活動を行っていますが、資金難から収容施設の状態が厳しいケースも見受けられます。持続可能な保護活動を進めるためには、資金の循環が必須です。人と動物の共生センターでは2017年から「ペット後見互助会 とものわ」を通じて、万が一の事態に備えた信頼関係を築いてきました。これにより、全国を視野に入れた相談体制を整えています。

ペットと家族をつなぐ遺贈


また、家族として愛してきたペットのために、遺贈寄付を考える方も多数います。海外では動物保護団体への遺贈が一般的ですが、日本では法律や課税の壁が高く、ペットのための遺贈に対応する受け皿が限られていました。独身や子どものいない方には、遺産をペットに残すことができない現状があります。

「ペット後見基金」は、高齢者や独身者が最期まで愛するペットと一緒に暮らせるよう支援することを目的としています。この基金が設置されたことで、法律的な障害を克服し、実際に動物たちへと資金が渡るように仕組みが整いました。

ペット後見基金の活動内容


この基金は、遺贈寄付のみならず、生前の寄付も受け付けています。寄付はペットの飼育施設の整備や、後見制度の普及に活用され、より多くの受け入れ拠点を整備することが目指されています。特に全国に渡る拠点の設立を目標に、今後の活動が期待されています。

認定NPO法人としての信頼性


人と動物の共生センターは、認定NPO法人として公益性や運営基準を満たし、第三者評価にも積極的に取り組んでいます。岐阜、東京、鳥取、浜松の4拠点での展開を進めており、組織的リスクを分散させる体制が整っています。

社会貢献の意義


このペット後見基金は、飼い主の愛情に応えるとともに、より多くのペットたちが安全に過ごせる社会を築くための重要な取り組みです。今後は、より多くの人々にこの活動の意義を知ってもらい、ペットとその飼い主が安心して生活できる環境づくりを目指します。

まとめ


人と動物の共生センターは、今後も人と動物が共に生活できる社会を目指して活動を続けていきます。ペット後見基金を通じて、遺贈寄付の仕組みを整え、動物たちを守るための新たな選択肢を提供することに貢献します。詳しい情報やサービスの内容については、公式ウェブサイトをご覧ください。

人と動物の共生センターについて


  • - 【法人名】認定特定非営利活動法人 人と動物の共生センター
  • - 【設立】2012年3月23日
  • - 【理念】人と動物が共に生活することで発生する社会的課題の解決に貢献すること。
  • - 【連絡先】本部:〒500-8225 岐阜市岩地二丁目4-3 TEL:058-214-3442 E-mail:info@tomo-iki.jp
  • - 【支部】東京、鳥取、浜松など、全国で活動中。


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