国立新美術館での特別展『リビング・モダニティ today』
国立新美術館にて、オリジナルなインテリアを提案する株式会社アクタスが出展する特別展示『リビング・モダニティ today』が始まりました。本展示は、1920年代から1970年代にかけて進化したモダンな住環境の実験をテーマにしています。特別協力として、ドイツの著名な家具ブランドTECTAが参加しており、バウハウスのデザイン理念を受け継いだ作品を数多く展示しています。
TECTAが誇るプロダクトとその魅力
展示会場の2階に位置するTECTAのブースでは、バウハウスの伝説的なデザイナーたちによるオリジナルプロダクトの復刻品とともに、TECTA自身のデザインアイテムが並ぶ様子は圧巻です。例えば、ヴァルター・グロピウスが自身の執務室用にデザインしたアームチェア、TECTA F51 ARM CHAIRは、そのシンプルながらも洗練されたフォルムと現代的な布地の組み合わせが印象的です。また、マルセル・ブロイヤーのチェストを現代風にアレンジしたTECTA S43-2 CABINETも展示されています。
このようなプロダクトは、バウハウスが追求してきた機能性と美しさを兼ね備え、現代のライフスタイルにもフィットするのが魅力です。これらの家具を通じて、デザインがどのように私たちの暮らしに影響を与えているのかを感じることができます。
リビング・モダニティ展の見どころ
『リビング・モダニティ』展では、モダンな家造りにおいて重要な7つの観点、すなわち衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープに分けて、住まいがどのように変化してきたのかを探ります。この実験的なアプローチが、どのように日常生活に影響を与え続けているのか、興味深い学びが得られるでしょう。
展覧会は、2025年3月19日から6月30日まで開かれています。国立新美術館は六本木に位置し、訪れる価値があります。入場料は一般1800円、大学生1000円、高校生500円、中学生以下は無料で入れます。また、2階の企画展示室2Eは、チケットを持っていない来場者でも無料で見学できる嬉しい配慮があります。
同時開催のTECTA MIT MARUNOUCHI展
さらに、アクタス丸の内店では4月20日まで、バウハウスの名作家具に焦点を当てた『TECTA MIT MARUNOUCHI』展が開催中です。ここでは、ヴァルター・グロピウスやミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーといった著名なデザイナーの作品がズラリと揃い、その背後にある背景や物語を深く知ることができます。この展示では、特にプルーヴェ直筆のスケッチとTECTAが製品化した『D80』チェアの実物が特別に展示されており、デザインと芸術の深いつながりを体感できる機会となります。
アクタスの存在意義と理念
このようなイベントを通じて、株式会社アクタスは「豊かなくらしとは、作り手の顔が見える製品と長く寄り添うこと」との理念を持ち続けています。1969年の設立以来、欧州のモダンインテリアを日本に広めてきたアクタスは、“丁寧なくらし”をテーマに、環境に優しいサステナブルな製品作りを推進しています。
ぜひ、国立新美術館とアクタス・丸の内店を訪れ、モダンデザインの歴史とその影響を感じてみてください。心豊かな体験が待っています。