手で感じ、コラボレーションで磨く「PREBO for Business」
国立市のビジネスサポート拠点、くにたちビジネスサポートセンターKuni-Bizの支援を受け、ソラノマドプロジェクト株式会社が発表した「PREBO for Business」は、現代のビジネスパーソンが必要とするスキルを育成するための革新的な研修プログラムです。このプログラムの核となるのは、紙製のプレゼンボードを用いた探究学習を通じて、個々の思考力とチームでの協力によるアイデアの具現化を目指す取り組みです。
デジタル時代の課題とその解決策
AI技術の進化により、文書や資料作成は容易になりましたが、それに伴い自らの思考を失ってしまう危機感も高まっています。多くの新入社員が「AIを使った資料作成はできるが、自分の言葉で説明できない」という悩みを抱えています。「PREBO for Business」では、アナログな作業を通じて、自分の考えを整理し、責任を持って表現する力を育成します。つまり、手を動かすことで得られる「実感」を大切にし、自分の思考を可視化するプロセスを体験します。
具体的な研修内容と構成
プログラムは、全5回で構成され、個々の企業のニーズに応じてカスタマイズ可能です。参加者は、最初に研修の目標を設定し、実際にプレゼンボードを用いて課題解決に取り組みます。具体的には、チームでのアイデア出しから実際のプレゼンテーションまですべてのプロセスを共同で進めていきます。限られたスペースのプレゼンボードを使うことで、各自のアイデアを整理しやすく、視覚的に伝える力も磨かれます。
チームビルディングと責任感の醸成
「PREBO for Business」は、チーム作業を重視しており、参加者が協力し合うことでより深い理解と洗練されたアイデアを得ることを促します。また、全ての作業が手を使ったアナログなプロセスであるため、その成果物に対する責任感が生まれます。デジタルツールに頼らず、自分の手で作成するという行為は、参加者に深い満足感と成就感をもたらします。
好評を博す実施例
実際にこのプログラムを体験した参加者からは、オープンな作業環境がもたらす情報共有の容易さと、フィードバックを通じた意見交換の重要性が高く評価されています。チームとしての結束が強まる中で、自ら考える力を高め、プロジェクトを進める楽しさを感じることができたとの声も多く聞かれます。
未来を切り開くための教育デザイン
このプログラムの開発者である大塩立華さんは、科学コミュニケーターやデザイナーとしての経験を活かし、論理的思考と表現力を共に育成するプログラムを提供しています。彼女は、思考プロセスを視覚化することの重要性を説き、知識を実践へとつなげる教育デザインに注力しています。
参与のご案内
「PREBO for Business」への参加を希望される企業や教育機関の方は、まずはオンライン相談を通じてニーズを共有し、自社に適したプログラムを設計することができます。詳細は公式ウェブサイトでご確認いただけます。未来のビジネスパーソンを育成するための第一歩を、ぜひ踏み出してみてはいかがでしょうか。
国立市を拠点に、新たな探究のカタチを生み出す「PREBO for Business」で、あなたのチームが新たな可能性を発見することを期待しています。