地球温暖化に立ち向かう新たなボードゲーム「カーボンバジェットゲーム」
2026年6月5日、東京都港区にある金沢工業大学大学院虎ノ門キャンパスで、株式会社LODUの開発したボードゲーム「カーボンバジェットゲーム」が正式にお披露目され、参加者たちがこの新しい形の脱炭素教育を体験しました。このゲームは、日本初のカーボンバジェットをテーマにしており、地球温暖化の防止に向けた具体的なアクションを楽しく学ぶことを目的としています。
カーボンバジェットとは?
「カーボンバジェット」とは、地球の平均気温の上昇を1.5℃や2℃以内に抑えるために、今後排出可能な二酸化炭素の総量を指します。しかし、このままのペースで二酸化炭素を排出し続けると、早晩そのバジェットを使い果たしてしまうと警告されています。そのため、個人や地域レベルでの効果的な行動が求められています。今回のゲームでは、プレイヤーが地域のリーダーとなり、協力して脱炭素アクションを広めるチャンスを持つのです。
ゲーム体験と学びのポイント
お披露目体験会には、クラウドファンディングで支援を受けた16名の参加者が集まり、チームに分かれてゲームを楽しみました。その中で、カーボンバジェットの概念や、地域特性に応じた効果的な脱炭素アクションについて学ぶ機会がありました。ゲームの中で得られる知識は、実生活でも役立つ情報に芸しました。たとえば、炭素削減効果が大きいアクションを選ぶことで、実世界でもその影響を体感することができます。
ゲームの特徴と構成
ゲーム名
「カーボンバジェットゲーム」
プレイ人数
3〜4人
プレイ時間
約25分(5分×3ラウンド+判定)
推奨年齢
10歳以上
このゲームを通して、参加者は以下の3つの学びを得られます。
1. カーボンバジェットの概念を理解する
2. アクションごとの温室効果ガス削減効果の違いを体感する
3. 地域差による削減効果の違いを把握する
今後の展望
今後、株式会社LODUは一般社団法人地球温暖化防止全国ネットおよび金沢工業大学と協力し、全国展開を進める予定です。具体的には、地域の温暖化防止活動推進センターへのゲームの無償配布や、ファシリテーター育成を進めることが計画されています。これにより、全国の教育現場や地域コミュニティへの普及が期待されています。
開発の背景
ゲーム開発にあたっては、気候変動対策の重要性が広まる中で、「個人レベルで何ができるか」といった質問に応えるべく、約2年間にわたる研究開発が行われました。特に、国立環境研究所と地球環境戦略研究機関のデータを基に、科学的根拠に基づいた教材作りが進められました。プレイヤーは実生活に役立つ知識を、楽しみながら習得することができるのです。
共同開発者の声
参加者たちのゲーム体験後、企業スポンサーや共同開発者からもコメントが寄せられました。株式会社UPDATERの担当者は、「楽しさと興味を通じて、実社会のアクションを知ることができる」と話し、旭化成ホームズ株式会社の担当者は、「子どもたちが家庭での環境改善を意識するきっかけになることを期待している」と語りました。
まとめ
「カーボンバジェットゲーム」は、単なる遊びでなく、実際の環境問題に対する意識を高めるための強力なツールです。このゲームを通じて、一人ひとりが持続可能な未来を考えるきっかけを得られることでしょう。これからの全国展開が楽しみです。