大学の研究成果を社会に繋ぐAI活用型知財支援
近年、日本の大学や研究機関では、質の高い研究成果が次々と生まれています。しかし、その一方で、特許出願の遅れや知財マネジメントの属人化などにより、これらの成果が実社会で活かされていないという課題があります。特に、研究者や大学のリサーチアドミニストレーター(URA)の負担が増しており、研究成果が埋もれてしまう事例が多く見受けられます。そこで登場したのが、AIデータ株式会社が開発したAI活用型知財支援プラットフォームです。このシステムは、研究成果の可視化から特許出願までもサポートし、社会実装へと導くことを目的としています。
課題となる知財マネジメント
日本の多くの大学や研究機関が抱える主な課題は以下のように整理できます。
1.
発明の埋もれ: 新たな研究成果やアイデアが適切に評価されず、出願タイミングを逃してしまう。
2.
出願までの負担: 特許の出願準備には専門知識や多くの時間が必要で、研究者やURAにとって大きな負担となる。
3.
企業とのマッチング: 出願後に企業と適切なマッチングが行われないため、実際に収益化が図れない。
これらの課題を解決すべく、新たに提案されているのが「知財DX」つまり、デジタルトランスフォーメーションを通じた知財戦略です。
提供されるソリューション
AIデータ社は、研究データの管理から社会実装までを一手に支援するために、3つのAIソリューションを提供しています。
1. 研究データ統合管理「IDX」
このプラットフォームでは、研究成果やアイデアメモ、特許関連の資料をクラウド上で一元管理します。これにより学内の関係者は円滑に情報を共有し、迅速な意思決定が行えるようになります。
2. AIとの対話で発明を生み出す「AI孔明™」
このシステムでは、研究所や大学に蓄積されたデータを基に自然言語で対話することで、新たな発明や研究のヒントを得ることができます。以前は企画段階で留まっていたアイデアも、実現可能な形に育てる手助けをします。
3. 特許の実用化を支援する「Tokkyo.Ai」
出願された特許を企業ニーズに合わせて見える化・分類し、企業とのマッチングを促進します。このシステムによって、特許を「眠った知財」から「実際に活用される知財」へと変える機会が広がります。
導入によるメリット
これらのAIソリューションを導入することで、以下のような利点が期待されます。
- - 研究成果の特許化を加速し、発明を明確に可視化できます。
- - AIを活用した知財戦略により、属人的な業務を削減し、効率化を図ります。
- - 学内の情報連携が進み、研究者と知財部門の協力体制が強化されます。
- - 特許の流通機会が増え、社会実装や外部からの収益化が進みます。
AIデータ社は、新たな知財支援プラットフォームの展開を通じて、アカデミアとAI、そして知財の融合によるソリューションを拡充し、日本の大学や研究機関の研究成果を最大限活かすお手伝いをしていきます。社会への実装を促進し、研究インフラの進化に貢献する企業として、今後の展開に目が離せません。
製品の詳細
- - サービス名: AI孔明 on IDX
- - 料金: 小規模顧客向けは月額4万円から(初期費用別途)
- - URL: AI孔明の詳細はこちら
AIデータ株式会社について
2021年に設立されたAIデータは、東京都港区を拠点とし、データインフラと知財インフラの両面から、企業や個人のデータを守り、活用する事業を展開しています。特に9,000社以上の企業や90万人以上の個人から支持を受けており、データ管理においても高い評価を得ています。今後も世の中のデータ管理に寄与し、信頼される企業であり続けることを目指します。