田原本町とキャリアフィールドの連携
2024-12-25 11:02:19

奈良県田原本町とキャリアフィールドが連携協定を締結し保育士確保を後押し

2024年12月20日、奈良県田原本町とキャリアフィールド株式会社は、重要な一歩を踏み出しました。両者は『保育士確保に関する連携協定』を締結し、地域の保育人材の確保を強化することを目指します。この協定では、自治体がゼロ予算で保育人材の確保に取り組むことができる仕組みが導入され、保育施設においては助成金を活用することで経済的負担を軽減することが可能になります。

地域の保育士確保の課題


奈良県内には、4年制大学が4校、短期大学が2校、専門学校が1校あり、保育士の育成機関は存在します。しかし、保育士の進学率が低く、定員充足率の低い学校もある中、短期大学の一校が学生募集を停止するという事態も発生しました。このような状況は、地域全体で保育士を育成する機会を減少させており、深刻な課題となっています。

田原本町では、給与が高い近隣都市への人材流出が進行しており、その影響で保育士が不足しているという現実があります。さらに、高額な人材紹介手数料が保育事業者の経営を圧迫しているという厳しい状況も見逃せません。

協力による保育士育成と支援


これらの問題を解決するため、田原本町は保育事業者と連携し、『自治体連携型の保育士資格取得支援制度』を導入することに力を入れています。これにより、地域内での保育士育成とその確保が進み、子育て支援環境の充実を図ることが期待されています。

協定締結式の詳細


協定締結式は、田原本町役場で行われ、高江啓史町長とキャリアフィールドの代表である都築裕一氏、そして地元の保育施設長らが出席しました。協定の内容には、保育士確保策に対する助言、高校生を対象とした保育士体験の実施、保育士資格取得に関する支援などが含まれています。これらを通じて、町内の保育士不足解消が目指されます。

キャリアフィールド株式会社について


この契約を結んだキャリアフィールドは、創業以来、保育園や幼稚園などの保育施設における人材採用の支援を行っており、国内初の保育人材メディアを立ち上げて20年以上の実績があります。彼らは、WEBメディアや保育学生向けの就活フリーペーパー、保育経営者向けのフリーペーパーなどを発行し、地域の保育人材育成支援を進めています。

保育士の資格取得支援スクール『ココキャリ・アカデミー』を運営しており、地域の人材確保の新しい形を提案しています。今後も、地域と連携して持続可能な保育環境の実現に向けた活動を加速していくことでしょう。

ゼロ予算での保育士確保に向けた取り組み


また、自治体連携型の資格取得支援制度に興味を持つ自治体や議員を対象としたオンラインセミナーも開催されています。ゼロ予算で保育士を確保するための仕組み作りについて、さらなる理解を深める機会が提供されているのです。詳細はキャリアフィールドの公式サイトで確認できます。この協定を通じて、地域全体の保育士が充実し、住みやすい環境が整っていくことを期待しています。


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