Liquidとサイバートラスト
2025-12-09 16:04:15

デジタル時代の本人確認を簡易化するLiquidとサイバートラストの新たな提携

デジタル時代の本人確認を簡易化するLiquidとサイバートラストの新たな提携



2025年9月30日より、サイバートラスト株式会社が提供する「iTrust本人確認サービス」のmdoc取得検証機能が、株式会社Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」の一部として採用されました。この提携により、スマートフォンを利用してスムーズに本人確認ができる新しい時代が幕を開けます。

mdocとは何か?


mdocは、国際的な標準規格に基づいたデジタル身分証の技術で、マイナンバーカードをスマートフォンに格納することで、物理カードがなくても本人確認が可能になります。この仕組みによって、スマートフォンだけで安全に本人の確認や属性証明が行えるようになります。特に、Liquidが提供する「LIQUID eKYC」は、ユーザーが手軽に本人確認を行うための強力なツールとして機能します。

便利で安全なサービスの実現


新たに搭載される「mdoc検証サービス API」は、サービス提供者が取得した暗号化データの復号や署名検証を行う機能です。これにより、サービス提供者はユーザーのスマートフォンに保存されたマイナンバーカード情報を簡単に取得し、本人確認を行うことができるようになります。具体的には、オンラインでの口座開設や契約時に、物理カードなしで本人確認がスムーズに行えるようになります。

背景と新法施行に対する先行対策


最近、特殊詐欺が携帯電話を通じて行われるケースが増加しています。これに対処するため、総務省は携帯電話利用者の本人確認を厳格化する方針を打ち出しました。2026年4月1日には、オンラインでの本人確認が必須とされ、運転免許証やマイナンバーカードのICチップを使用した確認が求められます。このような状況の中、Liquidは2025年から本人確認における新たな方法論を提供し、サービス利用者の利便性と安全性を高めるために先手を打ちました。

Liquidとサイバートラストの協業の背景


Liquidとサイバートラストの提携は2021年から続いており、今回の新機能追加によってさらに強化されました。この提携により、利用者は物理的なマイナンバーカードや暗証番号を使わずに各種サービスでの本人確認を迅速に実行できます。また、サービス事業者は自社のサービスに「LIQUID eKYC」を組み込むことで、スマートフォンに登録されたマイナンバーカード情報を安全に使用することが可能になります。

今後の展望


サイバートラストは、公的個人認証やeKYCを活用した厳格な本人確認の実装を支援し、利用者と事業者のニーズに応える仕組みを作り出しています。今後、デジタル社会が進展する中で、こうした新しい技術がもたらす利便性は、ますます重要になっていくでしょう。オンラインでの契約や本人確認が安全かつ迅速に行える未来がますます現実味を帯びています。これにより、個人のプライバシーも守られつつ、効率的なビジネス環境が実現されることでしょう。

サイバートラストとLiquidの提携がもたらす革新は、今後のオンラインサービスのランドスケープを大きく変える可能性を秘めています。これこそが、デジタル時代における信頼性の基盤を築く一歩となるのです。


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